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うつ病って漫画とかドラマの世界だと思ってた。‐①経緯と症状‐

 いやー、うつって怖いですね。自分で自分を制限できなくなってしまうから。感情から何から全部。今日は、実際に私が体験したうつ病について書いていきます。



高3の冬。私はうつ病と診断されました。

 まだ3年前のことです。今は大分良くなったので、こうしてnoteをしたり、趣味をしたり、テレビ見て笑ったり、夜寝て朝起きてきちんと3食食べる生活ができています。


 

 原因はよくわかっていません。コレという明確な理由がわからないのです。生まれながらにして持っている性格の問題が大きいだろうとお医者様は言います。積もり積もってしまったんだろう、と。
 確かに言われてみれば、「真面目で自分に厳しすぎる。」私の周りからの評価と言えばこればかりでした。



 

 初診は明らかに普通ではない私の姿を見るに見かねた母が、半ば強引に家から引っ張り出す。というような状況で病院へ連れて行かれました。その時、メチャクチャに怒られたのを覚えています。母を泣かせてしまったのも。


 「自分の身体なんよ!?自分が大事にせんでどうするね!!子どもに元気が無いのが親がどれだけ辛いのかわからんかね!!!!」と言わせてしまいました。


 だけれど今となっては、強引に連れ出してくれたから今ここにこうして居れるんだと強く思います。


 その当時は自分で正確な判断なんてとてもじゃないけど取れなかったからです。病院へ行く・行かないの選択制だったら無気力の境地だった私は絶対に「行かない」という選択肢を選んでいました。



 あ、けれど誤解しないでいただきたいのは、これがうつ病患者の全員が全員に合っている対処法ではないということ。


 たまたま自分が合っていただけなのです。人によれば、怒鳴られなれていない人もいるでしょう。そのことが原因で症状を重くさせる、最悪の場合は自ら命を断ちかねません。

 

これが、病院へ行くにあたった経緯です。
次に自覚症状についてお話しします。

 


 1番初めに自覚した症状は、何の理由もないのに涙が出てきて止まらない。です。


 いじめも受けていない。学校が心底嫌だと思うわけでもない。なのに、学校へ向かう途中に涙がとまらなくなるのです。

 しかも、涙をとめようとすればする程に呼吸が荒くなります。しまいには3回ほど、過呼吸になりました。

 自分の身で起こっていることなのに、自分のことじゃないようでした。全くと言っていいほどに制御ができなくなるのです。


 最初のうちは、休む理由もないのに休めない。と休まず通っていました。
 次第に、早退をし、遅刻をし、休みが増えていき、、、自覚症状が出たのが運の尽きか、少しずつ・確実に症状が悪くなって行きました。



 2番目の症状に不眠です。


 最初は、「夜 何だか寝付けないなーー。」
と、みなさんも体験したことはあるだろう小さな悩みでした。

 寝付けない。数日ならいいんですが、これが毎日続くと流石にストレスです。「あ、眠れそう。」そう思って寝付いた何分後かには起きる時間です。土日は部活だったので、ずーっとこの生活をしていました。慢性的な寝不足です。


 授業は起きているだけで精一杯になりました。
「夜ふかししたなら自業自得だろう。」と担当教科の先生に呼び出されては注意されていました。
 「先生違います。不眠なんです。助けてください。」そう言えば良かったと、今になって思います。だけど、当時はできませんでした。言い訳だと捉えられるのが本当に嫌だったから。



 3番目の症状に、自分を攻め過ぎる。です。


 
 洗濯物をしようとした時でした。
 急にとてつもなく「できない。これできない。ダメだ。疲れた。」という思考に襲われたのです。

 
 洗濯物を洗濯機から洗濯カゴへ移したときにはいつも通りだったのに、です。
 びっくりするレベルの無気力状態です。本当になーーんにも出来なくなってしまうのです。


 やりたくない。ではなく、できない。確実なのは、本人の甘えではないこと。そして本人の意志とは裏腹にこの思考に襲われることです。



 正常なときには、「兄妹の誰かにお願いしよう。」という選択肢があるのですが、その時はダメでした。



 洗濯物を干せなかった。


 洗濯物を干せなかった、ただそれだけでこの世の終わりかのように悲しくなってしまうのです。
 「ぜんだぐもの、、干ぜながっだぁーーー!」と大泣きです。分かりやすく言ってしまえば、ヒステリーのようなものでした。自分で制御できるものではなかったです。


 え!これだけで!?と思う方もいるでしょう。わかります。今の私ならそう思います。自分で当時の自分を客観視してドン引きです。


 この他に、肩と首の慢性的なコリ。歯ぎしりで歯がかける。ずっと緊張状態にあるので筋肉が硬い、関節がインフルエンザにかかった時のよう。会話のテンポについていけない。文章が文章で入ってこず、単語でしか入って来ない。。。等々、色々あります。
 当時は、これが鬱だなんて知らなかった。鬱だと認識できたからこそ、「あぁこの身体の不調はこれが原因だったんだ」と腑に落ちた部分のほうが多いです。




 さて、思っていたよりも長くなってしまいました。なので、一旦ここで区切りをつけて、第二話へ行こうと思います。
 次は鬱の種類の中でもどれにあたるのか、お医者様からの説明について書こうと思います。


 読んでくださった方、ありがとうございました。重たい話ではありますが次の話を楽しみに待っていただけますと嬉しいです。

 

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