就学はたいへん
こんにちは、たけのこです。
ASDの小4長男とボーダーの小2次男、発達凸凹の楽しい彼らとの日々を綴っています。
今日は、ほんのすこしだけ先を行く私をフルに活用してほしい、という話を書こうかな。
就学先選び
私が次男を連れて児童館に行っていたのは3年も前のことですが、そこでよく一緒に遊んでいた年下のMくんという男の子がいました。そのMくんも今はもう年長さんです。
先日、とある友人から、Mくんが支援学級を検討していると聞きました。しかも、就学先は我が家の子どもたちが通っている小学校と同じで、情緒学級を見学に行こうか迷っているという話でした。
我が家の長男がまさに情緒学級に入っているので、もしかしたら来年同じクラスになるかもしれない。
そう思うと嬉しくなり、その友人に「もし情緒学級のことで気になることがあれば気軽に聞いてほしいから、Mくんのお母さんによろしく」と私の連絡先を渡しました。
就学前の「わからない」の数々
我が家の長男の就学は、私の人生のなかで盛大に悩み散らかしたことのひとつです。通常学級か情緒学級か、どちらかを選んだらいいかが悩みの大部分を占めていました。それはおいおい何回かに分けて書きたいことなので、今はいったん置いておきます。
就学先を選ぶほか、私が困ったのは小学校の生活がまったく想像できないことでした。登下校の方法や時間、放課後の過ごし方から、支援学級での生活や学習など、とにかく想像がつきません。
同じ保育園から同じ小学校に行く子は何人もいるけれど、支援学級に入る子はいない。周りに聞いてもわからないし、そもそもわからないことがわからない状態です。
また、支援学級入級や放デイ利用に必要な申請も同じでした。誰が・どこで・いつまでに・なにを・どうやって、が全部わからない……!
極まる孤独
支援学級や情緒学級と一言でいっても、地域や学校ごとの違いも当然あります。私が悩み散らかしていた当時は、ネットで調べても自分に適した情報が見つかりませんでした。
結局、自治体の不親切なページにたどり着くか、旧Twitterで悩む人たちを眺めるかの二択だったんです。
長男は療育にも2か所通っていたけれど、同じ学校の支援学級を検討している人とは知り合えず、また、小学校の支援学級に在籍する先輩も誰も知りません。本当に孤独でした。
リアルな支援学級の生活とそれまでの道のりを教えてくれる人がおらず、私は小学校や教育委員会に電話したり、そうやって電話しまくるなかで知った特別支援コーディネーターというポジションの人と話したりして、ひとつずつわからないことを確認していきました。
気軽にちょっと頼れる人
そうやって方々で相談していると、ときにはつっけんどんな態度を取られて落ち込むこともありました。普段から凸凹育児で参っているメンタルがさらに弱ります。
少し先を行く人が、ちょっと教えてくれたらいいのにな。近くに住んでいるとさらに頼りになるのに、誰もいない。
そんな数年前の自分にいてほしかったのは、今の私です。
専門家でも医療職でもないけれど、就学までに必要な手続きや時期、手段はもちろん、学校生活の流れや支援学級の様子、小学生になってからの困りごとも話せます。
我が家の場合、長男は情緒学級に入っていますが、次男は通常学級にプラスして通級指導を受けているので、その仕組みや受け方も教えてと言われたら説明できます。
私が悩みに悩んで傷だらけで進んできたことは、ほんのちょっぴりでも誰かの役に立つんじゃないかな、とMくんの話を聞いて思いました。
就学はたいへん
小学校就学は、凸凹育児の試練のひとつです。
保育園や幼稚園などみんな違う園から小学校に上がるから、情報が得にくくて苦労する人もいるでしょう。
小学校に入ったら、お子さんの親御さんたちと学校行事で会う機会がよくあって繋がりが持てますし、支援学級の場合でも、中学校の支援学級にそのまま進むお子さんも多いから、中学校の情報も得やすいのではと想像します。
先々にはもっと大変なことがあるでしょうが、とりあえず就学という最初の試練をクリアしてきているので、私が役に立てるところだけでも役に立てたらいいな。あまりでしゃばるのはよくないけれど。
とはいえ、Mくんのお母さんから連絡がもし来なかったとしたら、特に困らなかったということでしょうから、それはそれでいいことだなと思いました。
今日も読んでくださってありがとうございました。
独り言のような記事ですが、なにか気づきや発見、共感などがあれば、スキを押してくださると励みになります。
苦労の多い凸凹育児です。お互いゆるゆるとやっていきたいですね。今日も大変さのなかに、喜びや楽しさがありますように。
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