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大切な人に「死にたい」と言われたら

こんにちは。nokoです!
今日もお疲れ様でした!

いきなりですが皆さん。
大切な人に「死にたい」と言われたらなんと答えますか?

「そんなこと言うなよ」
「死んじゃダメだよ」
「周りを悲しませたいの?」

などなど、言ってませんか?

それ、逆に悪化させてるかも。

否定や気持ちの押し付けはタブー

弱っている時に説教や気持ちの押し付けはしないで。

もちろん、悪気があって言っていないのはわかります。そんな小さなことで傷つくの?と思うことも。
言ってることは正論だし、当たり前なこと。

そう、本人もわかってるんです。

周囲から引き止められることで存在価値を見出すタイプの人間も居ますが、多くの人間がsosを出す時って、本人も葛藤してるから。

「よくないこと」とわかっているのに、そう思ってしまうから誰かに自分の存在を受け入れられたい。

そう言う心理が隠れているのだと思っています。

簡単に死にたいと言ってしまう、そんな自分が好きだとかっていう話じゃなくて

ほんとは 私だって生きてたいし、そんなこと思いたくない。
でも思ってしまう。

そんなダメな自分を受け入れられない。

「周りが悲しむよ」は押し付けに感じる

誰かが悲しむからやめて、と言うのは押し付けです。

「それってあなたの価値観であって、私は例外」だなんて思われてしまう。

確かに、どんな人も大切に思う人がいて、大切に思われている人がいる。
そんな人が自分の尊い命を蔑ろにしているのは良くないことだし、第三者が見ればしょうもないようなことで弱音を吐いていて腹立たしいかもしれない。

ただ、本人は本人の世界しか知らない。

特に精神的に弱まっているときは視野が狭くなりがちです。

小さなことでも考えすぎてしまったり、衝動的に行動・発言しがちになる。

自分を大切に思っている人の事なんて考える余裕がないのです。
指摘されても、そんな人がいるだなんて気づけないのです。
「きっと嘘」なんて、思ってしまうのです。

じゃあ、どう返せばいいの?

受け入れる、の一択

否定や気持ちの押し付けがタブーだなんてもう何を言えばいいのかわからないと思った方もいるかもしれません。

私の経験や周囲の人間、SNSを見ているとやりがちな反応だと思います。

正解の反応は「受け入れる」です。

「そっかそっか、辛いね」
「大変だね、頑張ってるんだね」
「そういう時もあるよね」

どれだけ言いたいことがあっても、甘えるなと文句を言いたくなっても、指摘をしたくなっても、とにかく一度肯定してあげてください。
そうなんだね、の一言で自分を受け入れてくれる存在があることを感じます。回復が早まります。

受け入れられたからといってメンブレは加速しない

私なら、「死にたい」と言われたときに否定しません。
肯定もしませんが。

「あなたは今、そんな感情なんだね」と受け入れます。

受け入れられたからと言って「死のう!!」とはなりにくいものだと思います。

そんな気持ちよりも、受け入れてくれた喜びの方がある。

仲間意識や味方だという感覚が生まれる。

彼らはいつまでもそのままでいるべきではないけれど、私たち外部の人間が治すこともできないのです。

良くも悪くも、人生は本人次第。

いつまでも受け入れてくれる他人頼りではなくて、自分で自分のことを受け入れていかなくちゃいけないですが、視野が狭く、ネガティブ思考が加速している時くらいは受け入れてくれる存在になってください。

どんな自分でも受け入れてあげれるようになってねと願いながら接してください。

自己肯定感の高さで受け答えは変わる

辛い時に「死にたい」と思うのは全員ではありません。

自己肯定感がめちゃくちゃ高ければ、ちょっとやそっとでは「死にたい」と思わないものです。

自己肯定感が高ければ高いほど落ち込む時期が短くなり、自分で何とか出来る。他人からの言葉を求めてしまうことがあっても素直に受け入れることが出来ます。

反対に自己肯定感が低くなればなるほどいつまでも引きずってしまい、他人頼りの時間が長くなります。
他人からのポジティブな言動を素直に受け入れることが難しく、本当は嬉しいのに嫌そうな素振りをしたり必要以上に卑下したり。

はっきり言ってしまえば自己肯定感が低い人ほど「めんどくささ」が高くなります。

ですが自己肯定感って幼少期の経験や家庭環境が大きいので。
本人も望んでいなかったりするんですよね。

変わることはできますが、過去の辛い思い出がフラッシュバックしてしまう時や今までの自分とは変わっていく、そんな希望を持っていいのか不安になったりします。どうせ期待できないのではないか、と。

自己肯定感が低い人は確かに特有の「めんどくささ」を持っていますが本人自身も嫌な部分だったりするのでどうかお手柔らかに。

最後に、聞き手は飴と鞭を使い分けて。

最後に聞き手が影響を受けて精神を病まないようなアドバイスを。

飴と鞭の使い分けです。

一度彼らを受け入れると懐いてくることがあります。

適度な距離感でいることが大事です。

依存させないこと。

本当につらい時は受け入れてあげて、回復してきたら自分を大切にすることが回復への近道だと教えてあげる。

「自分を受け入れるのは自分の仕事なんだよ」と。

野生の動物が子離れをしていくように、タイミングを見計らって手を差し伸べない時があってもいい。

または、依存してるからよくないとはっきり伝えてあげること。

第一優先は自分自身です。
自分を一番いたわりながら、余裕がある時にだけ人を助けてあげましょう。


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