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トライアスロン完走に向けたコーチをChat GPTにお願い | 専用"My GPTs"を作ってみた

AI様にトライアスロンのコーチをお願い


日本トライアスロン発祥の地「皆生」でロングディスタンスを完走したい!

本ブログのゴールは、全日本トライアスロン皆生大会の完走です。
日本のトライアスロン界で最も名高いイベントの一つであり、日本で4大会のみ存在するロングディスタンス(スイム3km以上、バイク91km以上、ラン22km以上)の一つです。
皆生の場合の各競技の距離は以下の通り。

  • 3kmのスイム

  • 150kmのバイク

  • …からのフルマラソン(42.195km)

2024年1月現在の脳筋AIにとっては結構無理めの距離で、自力では到底感想を目指せそうにもありません。
ということで同じ時点で大流行中のChat GPTにコーチングの側面で支援を仰ぎたいと思います。

AIトライアスロン・コーチに期待すること

お金さえあればコーチでも雇いたいところなのですが、サラリーマンの端くれかつ脳筋の筆者にそのような甲斐性はございません。
それならAIで試してみよう、ということで実験がてらChat GPTにコーチをお願いしてみることにしました。
最近のChat GPTであれば、チャットでの応答内容を自分好みにカスタムできるそうですし、ある方の発信で健康管理に「Chat GPTを駆使してガンマGPTを下げることに成功した」という親父ギャグにしてはもっと聞きたくなる事例も目にしました。
これはトライアスロンのコーチ、日々のトレーニングのコンサルなんかにもよろしいのではなかろうかと。
トレーニング計画の策定、パフォーマンス分析、栄養計画の提案、さらにはレース戦略の策定に至るまで、私のトライアスロン挑戦を全面的にサポートしてくれることを期待しています。
一応、期待値を箇条書きでまとめておきます。

1. データ分析とパフォーマンスの最適化
日々のトレーニングデータをChat GPTに分析してもらい、パフォーマンスの向上につながる具体的なフィードバックをもらいます。
2. 栄養と回復のアドバイス
トライアスロンのようなエンデュランス(長距、耐久)系のスポーツでは特に競技中や日常での栄養摂取、特に回復方法に関する取り組みが不可欠のようです。
筆者は脳筋でそのあたりの知識が皆無のため、関連するアドバイスを期待しています。
3. レース戦略の策定と実行
皆生大会のコース分析を基に、最適なレース戦略をChat GPTと共に策定します。
これはレースが近づいてからやってみたいと思います。
4. 進捗と課題管理
トレーニングの進捗報告と、目標完走に向けた課題の特定もChat GPTと共に行います。

AIトライアスロン・コーチ | 専用"My GPTs"の構想と制作

利用者好みにカスタム可能な"My GPTs"

"My GPTs"が初耳の方向けに軽く触れておくと、"My GPTs"は利用者好みにChat GPTをカスタムできるものです。
プログラミングの知識がなくても、テキストベースで「⚪︎⚪︎な感じにして」というレベルの指示で簡単にAIを自分好みのものに組み立てることができます。
一例として「孫子-saysay.ai」というGPTsがあるのですが、これはチャットでのお悩み相談に、まるで孫子が答えているかのように、孫子の兵法ベースで「孫子AI」が現代人のお悩みに応えてくれます(note深津さん作)。

「孫子-saysay.ai」に仕事のアドバイスを仰いだ際の出力結果。上図以外にも「敵を知り、自らを知れば百戦危うからず」、「将は智・信・仁・勇・厳を備えねばならず」のアドバイスが続きました。

今回はこちらを使って筆者のトライアスロンのトレーニングとレース準備をサポートするために設計していきます。

AIトライアスロン・コーチの作り方 | ステップ・バイ・ステップ解説

ステップ 1: 目標の設定
ステップ 2: コーチングスタイルの指定
ステップ 3: 現在の実力の共有
ステップ 4: 今後の大会(トライアスロン以外)計画の考慮

ここからは実際に、GPTsを制作するためのメニュー"Craete a GPT(Beta)"を使って自分専用のGPTs、AIトライアスロンコーチを手順を追って制作していきます。

画面左の「探索する」>"Craete a GPT(Beta)"に進んで作業を開始

ステップ 1: 目標の設定
前段階としてまずは「トライアスロンのコーチをしてください!」と依頼。

対話のスターターとして「何をしたいかの大筋」を記載

最初のステップとして、自分の目標を明確にAIに伝えておきます。

「私を皆生に連れて行って!」とおねだり

2024年7月に予定されている全日本トライアスロン皆生大会(ロングディスタンス)の完走。
この目標を達成するために、専用GPTに必要なサポートとガイダンスを提供することをお願いしました。

ステップ 2: コーチングスタイルの指定
トレーニングに最適なコーチングスタイルを決定するために、「どんな人風にコーチ風」にコーチして欲しいか、お願いします。
脳筋は無知すぎて業界にどのような権威がおわしますのか存じ上げませんでした。
別途Chat GPTに尋ねてみると、3人の英雄を列挙してくれています。

通常のチャット画面で雑にトレーナーの候補を質問。、①ジョー・フリール(トライアスロン・コミュティで広く支持、評価されているらしいコーチ、自身の著書あり)、②マーク・アレン(選手として業界のレジェンド)、③デイブ・スコット(選手として業界のレジェンド)のレコメンドを受けました。

そのまま採用して、GPT Buiderで指定してしまいました。

"Create a GPT"画面に戻って3名のことを指定


ステップ 3: 現在の実力の共有
次に、私の現在の実力とトレーニングデータを共有しました。
これには、ブログプロフィールに記載された私の過去のスポーツ実績と、スマートウォッチで日々収集しているデータが含まれます。
これらの情報は、専用GPTが私のトレーニング状況を正確に把握し、適切なアドバイスを提供するための基盤となります。

目標に対する現在地を告げて、ギャップをコーチに把握してもらう
スマートウォッチで管理されているデータもコピペで喰わせる。脳筋の場合はCAROSを使っていますが、GARMINが圧倒的多数ですかね?
色々読み取ってくれた模様。この時点ではまだ精度はよく分からない。

ステップ 4: 今後の大会計画の考慮
最後に、2024年1月から7月にかけて出場を予定している他の大会についても専用GPTに伝えました。
これにより総合的なトレーニング計画を立てる際に、これらのイベントを考慮し、私の体調管理やピークパフォーマンスを調整することが可能となるはずです。

関連の参加イベント、スケジュールも考慮してくれるようになったようです。

手始めにトレーニング計画の概要を作ってみた

こちらからのインプットは一通り、カスタム項目として受け止めてもらえたみたいですので、試しにトレーニング計画の大枠を作ってもらいます。

AIコーチが返してくれたくれた内容が以下。(栄養と回復の箇所はごく当たり前の内容だったので省略)

概要をくれ、と指定しているので、概要にとどまっているのは仕方ないとして、まあ何だか上手くできていそうですね。
栄養と回復の箇所はごく一般的な内容になってしまいましたが、トレーニングの内容を詰めていくのと一緒に、期間やより詳細な栄養素、レシピなんか今後聞いていきたいと思います。

まとめ

一連の操作で何となくそれらしい、必要にしたがいカスタムの施された「AIトライアスロン・コーチ」が出来上がりました。
今後はこの機械コーチを駆使して、トレーニングメニューや日々の体のコンディショニングに関するアドバイスを全面的に受けていき、7ヶ月後の皆生トライアスロンを目指していきます。
その経過や取り組みの内容を引き続き配信していきますので、続きが気になった方はぜひフォローをお願い致します。

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