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【詩】来往の調べ ー空と海が奏でる永遠の愛ー

空はわたし 雲はあなた 
空のしたを雲は静かに通り過ぎてゆく 
空から見ると雲は愛おしい存在
空は通り過ぎていくすべての雲を優しく包み込む
そして、雲は自然と空に溶け込んで消えてゆく

海はわたし 波はあなた
海のうえを波は力強く押し寄せてゆく
海から見ると 波は愛おしい存在
海は押し寄せるすべての波を優しく包み込む
そして 波は自然と海に溶け込んで消えてゆく

通り過ぎるすべてのものに愛を与える
それが わたしたち本来の役割 
これもまた いずれ過ぎ去る
その過ぎ去るものへの愛こそが わたしたちを人間たらしめる


解説
「来るものには安らぎを 去る者には幸せを」これは私の人生のモットーです。この詩は、そんな思いを空と海という壮大な自然の姿に重ね合わせて表現しました。

永遠に存在する空と海。その中を通り過ぎていく雲と波。この詩は、変わらないものと移ろうものとの関係性を通して、人生における出会いと別れ、そして愛の本質を探ります。

来るものを温かく迎え入れ、去るものを優しく見送る。そんな心の在り方が、私たちの人間性をより豊かにします。愛の本質と人間の役割について考える機会にしていただけたら幸いです。