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さ き
2020年3月31日 14:07
戦争映画は観るのがつらいけれど、定期的に観ている。観ると精神が少しすり減るけれど、自分が如何に平和ぼけした幸せな時代を生きているかを思い出すことができる。ユダヤ人が人種差別を受けはじめた頃から、終戦後ドイツ人が裁かれるようになるまでの経時的記録。主人公のユダヤ人ピアニストが目にするのは、子どもや老人にも等しく行われる非人道的な暴力や殺戮、過酷な環境を生き抜くために思いやりや恥を失ってしまったユ
2020年3月9日 20:17
「〜しないと死んでしまう」という状況に陥ると、人は〜を呆気なく受け入れてしまうからこわい。当たり前のように聞こえるかもしれないが、結局「〜してしまった」と後悔しながら生きることになるかもしれないことを、考える人はきっと少ない。〜しないことを選ぶことは出来るけれど、〜を選んでおいて死ぬということは今の社会では許されていない。〜というのは医療処置や延命に関わることを指している。回復して元通りの生活
2020年3月15日 22:31
人生は登山のようだと思う。赤子としてこの世に産み落とされた時には、やっとのことで息をして、気まぐれに欲しがる乳を栄養として、排泄物を所構わず外に出していた。最低限の生命活動以外の全てを他者に依存してなんとか生きていたしわしわの生命体が、眼で物を見て、耳で音を、鼻で匂いを感じて、口で言葉を話すようになる。自分と他者の区別がつくと、親や友達の名前を覚えて、社会性を徐々に身に付けていく。教育や社