講義を聞いたり読書をしたり 24/05/07
今日も朝から例の大谷派オンライン講義を聞いていたのであるが、今回聞いた「中国仏教概論」という講義は普段とはやや毛色が違って、聞く事の多くが新しく聞く話で、夢中になって聞いていた。真宗の門徒を自負するようになってからは仏教の話と言えば真宗になっていて、仏教を俯瞰するような話を聞く機会は減っていた。こういう仏教史的な話を聞くと他宗の話等も入ってくるので、外から見た真宗、という意識をする事ができると思う。軸足はしっかり置きつつも、もう少しウィングを広げて仏教と向き合ってきてもいいかもしれない。ただし、そういう事をし始めるとお金も時間も足らなくなるであろう事は容易に想像がつく。私は、色々な意味で、今の状態で精一杯であったりする。
数日前に『フランス革命についての省察』を読み終えた。そして今度は大峯顕先生の『親鸞のコスモロジー』を読もうと思って、昨日から読み始めていた。ところが、この大峯先生の本は予想外にスラスラ読める本で、昨日の時点で3分の2程のページを読んでしまった。これもまた、夢中で向き合っていたと言える。と言うより、大峯先生の本は読者を夢中にさせるのである。一度読み始めると止まらなくなるのが大峯先生の本であろう。と、そんな訳で今日を迎えたので、今日はもう勢いでこの本を読み切ってしまおうと思い、午後は読書の時間にした。そして今日もまた夢中で読んでいたら、あっという間に読み終えてしまった。
なお、『親鸞のコスモロジー』を読み終えた後もまだプロ野球の試合まで時間があったので、今度は、以前から師の法話で何度も話題に挙がっていた遠藤周作の『沈黙』を遂に読み始めた。『沈黙』はいつか読むだろうと思って、数週間前にブックオフで買っておいたのである。少しだけ読んだ今は、早くもこの先の展開が気になっている。けれどももうプロ野球中継が始まってしまったので、今日はもう読まない。今日も近江ではパラパラと雨が降っているが、西宮ではそうでもないらしく、甲子園でのカープ戦は開催されている。涼しい風が吹くので、現地観戦をしている人は気持ちいいだろう。