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メトロイドプライムとブレスオブザワイルドについて

ゲームの話である。過去記事にも何度か書いた通り、3月中旬から花粉症やWBCの影響があって、発売日から半年以上続けて遊んでいたスプラトゥーン3への情熱がやや冷めてしまった。これは私にとっては大きな変化で、そんな自分に気が付いた時は悲しさもあり、困惑もした。しかし、私にしては気持ちの切り替えが早く、それならばWBC関連して、野球のゲームを遊べばよいではないかという発想になった。そうして、セール中であったパワプロを購入し、栄冠ナインというモードで遊んでいた。それが一週間程前までの話である。そして、その栄冠ナインと並行して、もう一本遊んでいたゲームがあった。そのタイトルは、3月上旬に発売されたメトロイドプライムリマスタードである。

しかし、結論を先に述べると、そのメトロイドプライムリマスタードのプレイはエンディングを見ない内に終える事にした。昨夜までは同ソフトで遊んでいたが、このゲーム、あまりテンポがよくない。恐らく、探索ゲームが好きな御仁にとってはこのテンポの遅さが何らかの発見の対になって、その分その何らかの発見をした時に快感が生まれるのだろうが、生憎私はその快感にあまり価値を見出だせない人間なのである。包み隠さずに言うと、謎解きが中心なゲームはそのテンポの遅さから苦痛である。そして、メトロイドプライムというゲームは、同メトロイドシリーズのサムスリターンズ、ドレッド、等と比較をして、その謎解き要素が大変多い。その2つのソフトでメトロイドというシリーズの素晴らしさに触れた私であったが、もしかすると、このシリーズはサムスリターンズ以降とそれより前で、作風に差があるのではないかと思えてきた。思えば、以前少しだけプレイをした『スーパーメトロイド』も、あまり私との相性の良さを感じなかった。

メトロイドプライムのテンポの遅さは、以前『ゼルダの伝説 時のオカリナ3D』を遊んだ時に感じたものと類似している。私はあの有名な『ゼルダの伝説ブレスオブザワイルド』でゼルダの伝説シリーズに始めて触れ、その影響で他のゼルダシリーズも遊んでみたいと思い、その『時のオカリナ3D』を購入したのだが、戦闘や移動やロールプレイ要素が楽しくて遊んでいたブレスオブザワイルドとは違い、時のオカリナ3Dは謎解きが中心のゲームであると、プレイをして早々に気が付いた。そして、10時間程でプレイを諦めた。そんな経緯があった。時のオカリナが好きな御仁にとってはメトロイドプライムは相性がよいかもしれないが、時のオカリナが楽しめない御仁には、メトロイドプライムは厳しいかもしれない。

メトロイドプライムに対してそんな感想を抱き始めた中で、パワプロの栄冠ナインも一段落し、そして相変わらずスプラトゥーン3への情熱も戻らない今、どのゲームを遊んで日常を過ごそうかと、少し悩んでいた。しかし、朝になって目が覚めて、急に『ブレスオブザワイルド』で遊びたくなった。単なる偶然ではなく『ティアーズオブキングダム』の発売が近付くにつれて、またブレスオブザワイルドを遊びたいとはこの頃若干思っていたのだが、ここに来てその思いを実行に移そうという事になった。不思議な話で、ブレスオブザワイルドもまた、私がつまらんつまらんと言っていた謎解き要素のあるゲームである。しかし前述の通り、ブレスオブザワイルドは単なる謎解きゲームではなく、戦闘や移動、ロールプレイ要素、世界観、といった、謎解きが楽しめない私のような人へも楽しさを提供してくれる、ゼルダの伝説の中の異端児であり、革命的なゲームである。そんな対比に目が行って、ブレスオブザワイルドというゲームの凄さが余計に際立った。結局、今になってDLCを購入し、マスターモードでのプレイを開始し、ガノン討伐を目指す事にした。

今日はそんな朝を迎えた訳であるが、とは言うものの、そんなゆっくりとした朝は短い時間であった。今日もまた外出の予定があって、今、新快速列車に乗っている。どうやら線路上で異音がしたとかなんとかで運行に支障が出て、ダイヤに乱れが発生しているらしい。その影響で駅では若干長く列車を待ったし、いざやって来た列車にも人が大勢乗っていた。ただし幸いな事に、数駅を過ぎると、目の前の座席から人が立った。なので今は列車に座る事が出来ている。その影響で、事前にコンビニで購入したモンスターエナジーもゆっくりと飲めた。今日は、そういう午前中から始まる一日である。

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