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マーケティングの理論を学ぶ【6回目(全14回)】~消費者行動分析~ #マープス
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理論を体系立てて学ぶ14回の連続講座、全14回連続講座の第6回です。
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— 池田紀行@トライバル代表 (@ikedanoriyuki) May 31, 2024
前回の視聴noteはこちら(↓)
『マーケティング戦略』の構成
第Ⅰ部 市場の選択
第1章 事業機会の選択(企業成長のための市場需要の探索)
第2章 事業領域の選択(企業アイデンティティの形成)
第3章 標的市場の選択(成熟市場における市場細分化戦略)
第Ⅱ部 市場の分析
第4章 市場データ分析(消費者に関するデータの収集と分析)
第5章 消費者行動分析(消費者の行動を理解する)←今日ココ
第6章 競争分析(競争環境と競争相手の分析)
第7章 流通分析
第Ⅲ部 市場への対応
第8章 製品対応(マーケティングの中核としての製品戦略)
第9章 価格対応(価格設定のマーケティング戦略)
第10章 コミュニケーション対応(消費者への効果適菜情報伝達)
第11章 流通チャネル対応(流通環境の変化に対応したチャネル戦略)
第12章 競争対応(競争優位のための戦略対応)
第Ⅳ部 市場との対話
第13章 サービス・マーケティング(サービス業のマーケティング戦略)
第14章 ソーシャル・マーケティング(マーケティングと社会のかかわり)
第15章 関係性マーケティング(相互作用重視のマーケティング)
第16章 デジタル・マーケティング(デジタル・コンシューマーに対応するマーケティング)
★このnoteでわかること
消費者行動が登場するまでのマーケティングの流れ
消費者行動分析の3つの分析手法
(紹介)消費者のインタラクション
(紹介)ポストモダンの消費者行動分析
『マーケティング戦略』消費者行動分析
以前、中央大学ビジネススクール教授の松下光司さんが講師をされた「消費者行動論」回の視聴noteはこちら(↓)
消費者行動分析は、いわゆる 4P のマーケティングの土台をなすものであり、誤った消費者行動分析はその後の 4P 戦略を失敗に導く。その意味で、本章で消費者行動分析の基礎を学んでほしい。
■消費者行動とマーケティング(消費者行動分析の重要性)
19世紀:経営学による工場の生産力、人員、財務の管理方法 ⇒ バリューチェーン
1950~:マーケティング(作れば売れた → 営業/販促すれば売れた)
→ 1960:マッカーシー 4P → 1970~2000:STP分析、4P全盛(消費者に聞けば売れた)
消費者行動分析の2つの局面:
個別消費者→集団としての消費者/消費者間のインタラクション
■消費者を理解する(主要な3つの分析手法)
消費者行動分析は、学際的な分野
消費者を理解するために、心理学、社会学、経済学、文化人類学などの学問領域から研究が展開されている
◆S-O-Rモデル研究
S:刺激(stimulus)
O:生活体(organism)
R:反応(response)
最も代表的な研究は、ハワード=シェス・モデル
◆消費者情報処理研究
・消費者=情報処理者
思い出してもらわないとダメ。知ってもらう(知名集合)でもすごいけど、その後、他社の商品との違いを認識してもらって(処理集合)、さらに、いつでも思い出してもらえる3つの中(想起集合)に入る
記憶の仕組みに関するnote
記憶の仕組みは、「多重貯蔵モデル」で復習はこちら
記憶促進は、
五感に訴える → 繰り返し伝える → 文脈価値を伝える → 言葉やネーミングを工夫 → キャラクターやロゴの訴求 → 感情を動かす
◆ライフスタイル研究
・消費者=情報処理者
・消費者=生活者
VALSでは、人間発達の類型に関する過去の諸研究を検討したうえで、ライフスタイルの二重階層構造を提案している。人間発達の仕方に2通りの道筋があることを示した点が特徴的である。
■消費者のインタラクションを理解する(新製品の普及過程と準拠集団)
新製品の普及過程研究(個人からの影響)
準拠集団の研究(集団からの影響)
<準拠集団(言葉の定義)>
個人の意識や行動に影響を与える集団のことであり、家族や学校・職場・地域の友人グループなどが代表的である。ただ、個人が過去に所属していた集団や、これから所属したいと思っている集団も、準拠集団として個人の意識や行動に影響を与えることがある。
■ポストモダン消費者行動分析(新たなパラダイムを求めて)
快楽的消費
経験価値・TMOT
感情的・情緒的ベネフィット
事故実現的ベネフィット
他人志向の意味消費
※提出義務のない宿題
準拠集団に大きく影響を受ける消費を列挙しよう。
※「他人志向の意味消費」の解像度が上がります。
ある層の著名人、知識人が使っている「ほぼ日手帳」なんかもそうだろうか? 他にも、同じ役者さんが好き、同じアーティストが好きなファン層が欲しているようなものは、SNSでもよく目にするので、そういう消費も、準拠集団による消費に近いのだろうか? とりあえず、「集団から影響を受ける消費」という言葉はもっと意識したいところ。
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