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クリエイティブになるための読書(51週目)
とうとう『テクノボン』読了。過去にも読んでいるので、何周目かわからないけれど。音楽を聴きながら読んだので楽しかった。そして、今週のテーマの一つは諸事情で「小笠原」。以前、訪れた時に父島のショップで購入した『新しい小笠原の唄』を時々読んでいる。
クリエイティブになるための読書「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」を継続中。基本は平日のみ。はじめた頃は無料の青空文庫と、読み放題のKindle Unlimitedから読んでいた。その後、もっぱら図書館で借りていたのだが、2023年末に引っ越しをして、部屋の整理が追い付かず、借りてきた本が売ってしまう本の中に埋もれては困る、と帰省の際に自分の部屋にあった本棚から持ってきて、消化中。時々、古書店で手に入れた本を混ぜながら。
当日、読む作品を選んでから読み終わるまで30分弱。最短で10分、最長でも1時間弱。毎日続けることなので、できるだけ時間はかけない。
感想
詩
古書店で見つけた「アメリカ名詩選」。まだハマる詩には出会えてない。原文もあるので、少しでも音で親しむことができればと思って、しばらく付き合ってみるつもり。でも、日本語の詩と同様に、詩でしか見かけない単語が多いので、果たして原文に親しむことが詩の理解の助けになるかあやしいところ。
評論
ついに『テクノボン』読了。何周目だろうか。数年に一度、読む本。今は、どこかしらに音源があるので、卓球さんの推しの楽曲を聴きながら読めてよかった。おかげでこれまでよりもずっと、時代ごとのテクノの変遷を感じることができた。今週聴いたのは、R&S Recordsから、CJ Bolland「The 4th Sign」、Source。そして、WestBam。WestBam はテクノイベントWIRE(WIRE03)で直接音を聴いて踊っている。まだWIRE03の動画がYouTubeにある模様。リチャード・J・ジェイムスも。エイフェックス・ツイン名義のほうが馴染みがある。この辺の時代は、聴いたことがある時代なので、好きなものが多い。『テクノボン』楽しかった!
物語
京極夏彦さんの「巷説百物語」がとてもおもしろい。手元にあるのはハードカバー。いわゆるこじんまりとした古書店で見かけたことがないので、一番近くのブックオフにでも続きを探しにいこうかな。
実績
太字は、特に気になったもの、気に入ったもの
2024/3/4(月)
・【詩】子亀誕生/青海亀によせて(「新しい小笠原の唄」)松木政雄
・【対談】ポップスのアウトロー(「テクノボン」)石野卓球・野田勉
・【物語】痴情(「小僧の神様・城の崎にて」)志賀直哉
2024/3/5(火)
・【詩】ヘレンに(「アメリカ名詩選」)エドガー・アラン・ポー
・【評論】風俗経営をぬける(「ヤンキーと地元」)打越正行
・【物語】お菊ののろい/子育て幽霊 昔むかしのこわい話
2024/3/6(水)
・【詩】大きな海老(「新しい小笠原の唄」)松木政雄
・【評論】神道の教え(「日本人のこころと神道」)白井永二・工藤伊豆・上田賢治・薗田稔
・【物語】柳女(「巷説百物語」)京極夏彦
2024/3/7(木)
・【詩】イズラフェル(「アメリカ名詩選」)エドガー・アラン・ポー
・【対談】数学言語による個物の描写とはなにか(「人間と数学」)赤摂也・吉田夏彦
・【物語】顔をなでる老人(昔むかしのこわい話)
2024/3/8(金)
・【詩】野良犬(吉増剛造詩集)
・【評論】被抑圧階級を搾取する道具としての国家(「国家と革命 他」)レーニン 全集刊行委員会訳
・【物語】帷子辻(「巷説百物語」)京極夏彦
2024/3/9(土)
・【詩】黄昏/冬の雨の夜/凄じき黄昏(「中原中也詩集」)中原中也
・【エッセイ】アナゴの真味、多彩に堪能/持ち味堪能、野菜丸ごと食(「食あれば楽あり」)小泉武夫
・【物語】油屋の娘/捨てられた女房/首なし幽霊(昔むかしのこわい話)
これまで読んだリスト
(同じことをしてみたい人のために。本を選ぶ参考にどうぞ)
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