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クリエイティブになるための読書(73週目)

今週は先週に続き、『おくのほそ道』を読んだ。ちょっと前に俳句をはじめようとして、うまく続けられてないが、読んだのは俳句を読むためではない。そのうち読んだ理由をnoteに書くかもしれない。いつもは「図書館」「本棚」の画像を借りて、トップの画像にしているけれど、今週は、『おくのほそ道』から、芭蕉と旅に同行した曾良の像を借りてきた。

そして、今週水曜にコロナ発症。木曜は、熱に浮かされながら読んだ。

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クリエイティブになるための読書「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」を継続中。基本は平日のみ。はじめた頃は無料の青空文庫と、読み放題のKindle Unlimitedから読んでいた。その後、もっぱら図書館で借りていたのだが、2023年末に引っ越しをして、部屋の整理が追い付かず、借りてきた本が売ってしまう本の中に埋もれては困る、と帰省の際に自分の部屋にあった本棚から持ってきて、消化中。時々、古書店で手に入れた本を混ぜながら。

当日、読む作品を選んでから読み終わるまで30分弱。最短で10分、最長でも1時間弱。毎日続けることなので、できるだけ時間はかけない。

感想

詩にあまり触れてこなかったので、最初はハードルが高かった吉増剛造詩集。過去、現代、洋の東西問わず、いろんな詩に触れつつ、時々、ひも解いてきたことで、気になる詩、好きな詩にも出会えた。「アドレナリン」「野良犬」「リズムの魔に吹かれて」「疾走詩篇」「頭脳の塔」「王國」などなど。とてもよかった。またいろんな人の詩に馴染んだら、吉増剛造に帰ってこよう。よかった。

評論

「おくのほそ道」読了。今週は平泉から、最後の大垣まで。宗匠姿のイメージが強く、爺の時の旅かと思いきや、46歳でこの旅をしていた模様。年下じゃねーか!

物語

舞台が思いっきり生活圏なのがいい。私もよく歩くので、場所と場所の距離、景色が想像できてよい。

中島敦がいい。若くして亡くなったことは知っていたけど、こんなにおもしろい作品を残してるとは知らなかった。もっと読みたい。

実績

太字は、気になったもの、気に入ったもの

2024/8/5(月)
・【詩】サンタフェ鉄道 Lemy 駅/好摩、好摩/織姫(吉増剛造詩集)
・【紀行】平泉/尿前の関/尾花沢/立石寺/最上川/出羽三山(「おくのほそ道」)松尾芭蕉
・【物語】浅草・御厩河岸(「鬼平犯科帳(一)」)池波正太郎

2024/8/6(火)
・【詩】航海日誌(吉増剛造詩集)
・【紀行】酒田/象潟/越後路/市振/越中路/金沢/多太神社/山中(「おくのほそ道」)松尾芭蕉
・【物語】かえるのうたがきこえてくるよ(「10分間の官能小説集2」)南綾子

2024/8/7(水)
・【短歌】形影(昭和四十一年―四十四年)佐藤佐太郎
・【紀行】別離/全昌寺/汐越の松/天龍寺・永平寺/福井/敦賀/種の浜/大垣/跋(「おくのほそ道」)松尾芭蕉
・【物語】悟浄歎異(中島敦)

2024/8/8(木)
・【詩】意図/備えよ、備えよ(「アメリカ名詩選」)ロバート・フロスト
・[解説]回帰線の向こうに、吉増剛造の「青春」がある(「吉増剛造詩集」)稲川方人
・【物語】ゲルマニー人の制度と風習(「ガリア戦記」)ユリウス・カエサル

2024/8/9(金)
・【詩】音無姫/なぜ 花はいつも(「現代詩の鑑賞101」)岸田衿子
・[エッセイ]「!」もしくはかっち割註(「吉増剛造詩集」)石川久楊
・【物語】エブロネス族の討伐/全ガリアの共謀と指導者ウェルキンゲトリクス(「ガリア戦記」)ユリウス・カエサル

2024/8/10(土)
・【和歌】冬歌/離別歌(「山家集」)西行・佐々木信綱校訂
・ポジショナリティの問いかけ(「環状島=トラウマの地政学」)宮地尚子
・【戯曲】オイディプス王(ソポクレス・藤沢令夫訳)

これまで読んだリスト

(同じことをしてみたい人のために。本を選ぶ参考にどうぞ)

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