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アドベントカレンダーの舞台裏:完走するためにやるべきこと

今年も無事、12月25日を迎えました。

無事、と言いたくなるのは、例年この時期は、アドベントカレンダーを企画しているためです。

アドベントカレンダーとは?

アドベントカレンダーは、12月のカレンダーに一日一個、小さなおもちゃやお菓子が入ったカレンダーのことを言いますが、私が言うアドベントカレンダーは、このカレンダーから着想を得て、ブログなどの記事を12月1日からクリスマスまでリレーする企画のことを指します。

今年のアドベントカレンダー

ここ数年、私が絡んでいるアドベントカレンダーは2つ。「カレーの学校」と「ほぼ日の學校」です。両方とも、もともとは、ほぼ日さんの企画ではじまったもので、そこに参加されていた方を集めて書いています。

ただ、「ほぼ日の學校」アドベントカレンダーについては、リアルな授業から、アプリに変わってしまって、関係者と顔を合わせなくなってしまったので、2022年からは一人で書いていています。

アドベントカレンダーの続け方

たくさんの人を巻き込みます。通常、書き手だけで、25名はいるので、その方々に、期日までにちゃんと書いてもらわないといけません。もちろん、登録日中に投稿しなければアウト、ということではありませんが、当日、ちゃんと記事が登録されて、その日に読めるほうが、読者としてもありがたいし、見栄えもよいです。毎日埋まっていく様子を見ると気持ちいいですね。登録して記事を書く人も盛り上がってる場所に参加しているほうが喜びが大きいはずです。

無事、ゴールするまでの25日間、アドベントカレンダーの企画者は割とヒヤヒヤ過ごしているんじゃないでしょうか。続けるために、企画・運営者として実施していることをお伝えします。

開始前に書ける人を集める

12月のアドベントカレンダーの開始時になるべく、多くの人が登録した状態で始めたいところ。開始時に、全部埋まっている必要はありません。走りながら書き手を集めるのでも構いませんが、いつまで経っても、埋まらない日があると、ソワソワします。1日前、2日前に急に書いてくれる人が現れることはありません。11月の早い段階で募集を開始して、12月の開始前に、少なくとも前半は全て埋まった状態にしておきたいところ。どうしても埋まらない時は、そのテーマで書けそうな人に直接声をかけて、登録を依頼してください。あと、最悪、埋まらない時のために、自分でそのテーマの記事を用意しておきましょう。なるべく穴がないほうが充実感もあるし、盛り上がっている感じも出せます。

2,3日前にリマインドする

アドベントカレンダーに登録してくれる人は、書きなれた人ばかりではありませんし、書きなれた人だけ集めてもおもしろくありません。この季節だから、アドベントカレンダーだから、書いてみたいという人の気持ちを汲んで、様々な書き手を集めたいところです。書きなれた人は、前日に「明日よろしくね!」でいいですが、書きなれていない人は、書くのに数日かかることもあります。休日に書いてくれる方もいらっしゃいます。書き手に合わせて、数日前、遅くても2, 3日にはリマインドしましょう。

登録した人を把握しておく(なるべく)

リマインドするためには、その人の連絡先を知っておく必要があります。カレーの学校の場合、ある程度、某SNSのグループ内にいるので把握できていますが、登録名と一致せずに、登録者が誰だか分からない方もいます。X(Twitter)、Facebook、インスタ、noteなどと登録名でアカウントを照合して、プロフィールで同一人物であることを確認して、DMなどで連絡できるように準備しておきましょう。最悪、わからないままの時は、アドベントカレンダーの神様に祈りましょう。

丁寧にフォローする

年末は、仕事が忙しい方も多いでしょう。それは、登録してくれた書き手も同じです。普段書きなれていない人、アプリやWebサービスを使い慣れていない方も多いです。どうやってログインしていいかわからない。公開したはずだけれど、記事が見れない(だいたいGoogle Docsの権限の問題)などの問題が発生します。なるべく問題を再現できる環境を作って(ブラウザのプライベートモードなど)、問題が起きている事象を丁寧に伝えて、対応策を伝えてあげましょう。

書いた人に感想を届ける

書いた人は、がんばった自分を褒めてほしいはずです。一言だけじゃなく、しっかりと、おもしろかったところ、他の人にはない特徴を、きちんと伝えましょう。書きなれた人であっても、普段、noteのフィードバックをもらうことは稀です。どんな人にも、ちゃんと感想を届けましょう。「書いてね」とリマインドして、その後に放置されては悲しくなります。これは、来年のためでもあります。もし、次の年も続ける可能性があるのであれば、書いた結果を認めてもらえた喜びの記憶が、次の年に書く原動力になります。

SNSでシェアする

書いてもらった記事、企画者以外のフィードバックがあると嬉しいですよね。SNSで、書いてくれた人の記事をシェアしてみましょう。必ず、フィードバックがあるわけではありませんが、シェアすることで、少しでも読まれたなら、それは書いた人の評価になります。noteなら、ダッシュボードで読まれた数がわかりますしね。ただし、シェアする時に注意したいのは、noteのアカウントや登録者名に本名を使っていない場合です。企画者のあなたが書き手の本名を知っていても、本人は、ネット上では、本名で活動していないかもしれません。記事のアカウント名などでシェアしてあげましょう。

さいごに

いかがでしたか? これで来年は、アドベントカレンダーを企画できそうでしょうか? アドベントカレンダーを完走すると、書き手はもちろん、読者も企画者もやってよかった! と思うことが多いです。いろんな人の意見、経験、知人の思わぬ努力を垣間見ることができて、不思議な満足感が得られるはずです。大変ですが、やって損はないはずです。いいな、と感じる人がいれば、ぜひ、来年、企画してみてくださいね。登録して、記事を書いてみるのも楽しいですよ。ではまた、来年、お目にかかりましょう!


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のーどみたかひろ
いい歌を詠むため、歌の肥やしにいたします。 「スキ」「フォロー」「サポート」時のお礼メッセージでも一部、歌を詠んでいます。