クリエイティブになるための読書(90週目)
仕事が忙しくて、というか、仕事の種類が雑多で、今週、何を読んだのかあまり覚えてなかった。見返してみて、なかなかおもしろい読み物が多かった週。好きになれそうな詩人も見つかったし、いい週ではないだろうか。これを書いている金曜日の昼、まだ明日予定している本は当然読んでいないのだけれど、移動中に読む、物語が楽しみ。
クリエイティブになるための読書「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」を継続中。基本は平日のみ。はじめた頃は無料の青空文庫と、読み放題のKindle Unlimitedから読んでいた。その後、もっぱら図書館で借りていたのだが、2023年末に引っ越した際、部屋の整理が追い付かず、借りてきた本が売ってしまう本の中に埋もれては困る、と帰省の際に自分の部屋にあった本棚から持ってきて消化していた。今は、自分の本棚にあった本の他、主に、古書店で手に入れた本が中心。
当日、読む作品を選んでから読み終わるまで1時間くらいのことが多い。短い時は30分、長い時は2時間。毎日のことなので、できるだけ時間はかけたくない。
感想
詩
辻井 喬の詩がよかった。。。となんと、西武グループの堤 清二さんの筆名ということを初めて知った。辻井 喬さんの詩をもっと読んでみたい。
評論
くだらない。実にくだらない。でも、だいぶ笑わせてもらった。今の時代、どこで笑ったか書くだけで、SNSで取り締まられるかもしれないから、笑った、とだけ書いておく。
物語
筒井康隆は、やっぱりいい。学生の時、短篇を中心にだいぶ読んだけど、やっぱりいい。またいろいろと漁りたくなった。
実績
太字は、気になったもの、気に入ったもの
2024/12/2(月)
・【詩】シネマへ行く前/村娘/69/題詩(わびしい監視兵)(アポリネール・堀口大學訳
・ちよつと気取つて書け(「文章読本」)丸谷才一
・【物語】シンプルな関係(「10分間の官能小説集」)小手鞠るい
2024/12/3(火)
・【短歌】武川忠一(「現代短歌の鑑賞101」)武川忠一
・ナラティブ、つまりいかに語るかの問題(「私という小説家の作り方」)大江健三郎
・【物語】予言者の家で(トオマス・マン短編集・実吉捷郎訳
2024/12/4(水)
・【詩】白い馬(「現代詩の鑑賞101」)辻井喬
・帝国の殉教者ゴードン(「大英帝国衰亡史」)中西輝政
・【物語】空の死神(「おのぞみの結末」)星新一
2024/12/5(木)
・【詩】修羅街輓歌/雪の宵/生ひ立ちの歌(「中原中也詩集」)中原中也
・【エッセイ】第一報の受け取り方/だからといって嫌いなわけじゃない(「美女と野球」)リリー・フランキー
・【物語】魚(「夜のコント・冬のコント」)筒井康隆
2024/12/6(金)
・【詩】傷ついた鷹(「アメリカ名詩選」)ロビンソン・ジェファーズ
・【評論】日本人は変わる民族(「異端者の時代」)大前研一
・【物語】濠端の住まい(「小僧の神様・城の崎にて」)志賀直哉
2024/12/7(土)
・【漢詩】漁父(「中国名詩選(上)」)屈原(?)
・【エッセイ】桐の花に夏が定まる/柿右衛門(「立子へ抄」)高浜虚子
・【物語】あなたの人生の物語(「あなたの人生の物語」)テッド・チャン
これまで読んだリスト
(同じことをしてみたい人のために。本を選ぶ参考にどうぞ)