クリエイティブになるための読書(91週目)
公私ともにいろいろとやることがあって、短い読書の時間を確保するだけでヤキモキする。やるべきことを先にこなして、いざ寝る前に本を開こうとすると、もう眠気が先に立つ。一つの仕事と一つの仕事の合い間に詩を一つ。昼休みにショートショートを一つ。といった感じで今週は乗り切った。来週もきっとそんな感じ。年末年始、少し長めの評論や、短編小説では長めの50-100ページのものなんかを読んで過ごせると嬉しい。それを楽しみにあと二週間ほどをやり過ごしたい。
クリエイティブになるための読書「毎日、物語1つ、詩を1つ、論考を1つ」を継続中。基本は平日のみ。はじめた頃は無料の青空文庫と、読み放題のKindle Unlimitedから読んでいた。その後、もっぱら図書館で借りていたのだが、2023年末に引っ越した際、部屋の整理が追い付かず、借りてきた本が売ってしまう本の中に埋もれては困る、と帰省の際に自分の部屋にあった本棚から持ってきて消化していた。今は、自分の本棚にあった本の他、主に、古書店で手に入れた本が中心。
当日、読む作品を選んでから読み終わるまで1時間くらいのことが多い。短い時は30分、長い時は2時間。毎日のことなので、できるだけ時間はかけたくない。
感想
詩
「英詩鑑賞入門」からはミルトン。有名な英詩は、ほぼ朗読があるので、弱強のポイントを知ることができる。一度、二度、聞いてもそうは読めないけど。
評論
「甘ったるいカレーは納得できない」という小野さんのボンディの評価は低い。小野さんは、一方で塩辛い過ぎることも嫌う。素材の良さが失われるから。こういう基準、食に対する倫理観みたいなものがないと、食のエッセイは書けないのかもしれない。俺にあるかな。ちょっと考えてみたい。
物語
自分でも書いてみたいものの一つに官能小説がある。実際、一つは書いてみたものの、募集に対して10件くらいしか投稿者がいない賞で箸にも棒にも掛からなかったので、内容はいまいちだったんだろう。書いた時は、割といい(エロくかけた)と思ったが。冒頭、書いた通り、昼休みや始業前にこういう本を読むとムラムラして困る。
実績
太字は、気になったもの、気に入ったもの
2024/12/9(月)
・【短歌】安永蕗子(「現代短歌の鑑賞101」)
・詩人たちに導かれて(「私という小説家の作り方」)大江健三郎
・レトリック騒動(「夜のコント・冬のコント」)筒井康隆
2024/12/10(火)
・【詩】恋/白鳥/女(アポリネール・堀口大學訳
・【エッセイ】ボンディ(「東京カレー食べつくしガイド104/380店」)小野員裕
・【物語】転生(「小僧の神様・城の崎にて」)志賀直哉
2024/12/11(水)
・【詩】亀戸(「現代詩の鑑賞101」)辻征夫
・達意といふこと(「文章読本」)丸谷才一
・【物語】要求(「おのぞみの結末」)星新一
2024/12/12(木)
・【詩】象の銀行/十大弟子/苛察(高村光太郎
・【エッセイ】雪の森の一夜(「山のパンセ」)串田孫一
・【物語】借金の清算/上へ行きたい(「夜のコント・冬のコント」)筒井康隆
2024/12/13(金)
・【詩】On the Late Massacre in Piedmont(「英詩鑑賞入門」)ミルトン
・【エッセイ】<江戸なまりの話>そば湯の能書き/<千住のねぎの話>ねぎの能書き/<わさびにまつわる話>そば屋がわさびをこしらえる(「そば屋の旦那衆むかし語り」)藤村和夫
・【物語】シーラカンスの条件(「10分間の官能小説集」)南綾子
これまで読んだリスト
(同じことをしてみたい人のために。本を選ぶ参考にどうぞ)