0~1歳の離乳食で大切にしたいこと
大寒を迎え、寒さが一年で一番厳しい季節になりました。ここを超ると立春・・・そういえば、梅やロウバイ、水仙など少しずつ春の花が咲き始めてきました。春が待ち遠しいです。
今日も読みに来てくださりありがとうございます。昔ながらの子育ての知恵を少しずつ書いていますが、今日は離乳食のことを書きたいと思います。
よくお母さんたちからご飯(離乳食)のことでお悩みを聞きます。
なかなか食べてくれない
スプーンを放り投げる
嫌なものはべ~と出してしまう
食べ物をぐちゃぐちゃして遊んでしまう
すぐに立ちあがってしまう
お皿が空になると泣いてしまう等々・・・
個々にあげるときりがないほど、ひとりひとり本当にいろいろな悩みがあります。
そこで、ここでは個々のケースを考えるより、離乳食で何を一番大切にしたらいいのか?それを、昔ながらの子育ての知恵から考えてみたいと思います。
私に子育てを教えてくれたおばあさんは、
赤ちゃんにとってご飯は、ただ食べさせればいいのではない、
感謝を一緒に育てるんだよ
五感を一緒に育てるんだよ と言っていました。
食べながら、
『美味しいね~このお米はねお日様をいっぱい浴びて育ったんだよ、だから美味しいね』
「この人参は寒い中も一生懸命甘くなろうとして頑張ったんだね、こんなに甘いんだね』
などなど・・・
そこは食べさせる側の想像力で、作り手や自然など思いをはせてみるといいと教えてくれました。
食べ物を、育てた自然への感謝を育てる場面だととらえていたのですね。
だから、
どれだけ(量)食べたか
どんな風に食べたか(きれいに食べたか)
よりも、
感謝をもって食べることができたか
美味しく食べることができたか
ここをとても大事に考えていました。
つまり・・・親が思うほど食べてくれなかったとしても、
本当はもっと食べてほしかったな~と思ったとしても、
赤ちゃんがそれで充分なら、無理には食べさせないで、美味しいと感謝をもって終わることが大事なのです。
無理やり食べる食事は美味しくありませんし、楽しくありませんよね。親心として、小さく生まれてきた赤ちゃんなら特に、これくらいは食べて欲しい・・・と願う気持ちはとてもよく分かります。
でも、無理に食べさせられて感謝は育つでしょうか。
ここはぐっと我慢して、赤ちゃんのごちそうさまを見極めて終わりにする方が長い目で見た時に良い結果を生むように思います。
沢山の離乳食の悩みがありますが、まずはこの2点、
感謝をもって食べることができたか
美味しく食べることができたか
そこにいつもいつも立ち返っていただければと思います。
沢山の考え方がありますから
良いなと思った方はどうぞ取り入れてみてくださると嬉しいです。