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12キーウォームアップエクササイズの重要性とスムーズな下降エクササイズの実践


久しぶりの更新です。

音楽の基礎技術向上に不可欠な12キーでのウォームアップエクササイズ。
特にジャズやクラシックピアノにおいて、どのキーでも自在に演奏できることは、即興演奏や楽譜読みのスキル向上に大きく寄与します。本記事では、12キーエクササイズの重要性と、Cから1オクターブ下のCまでスムーズに下降するエクササイズの具体的な方法について解説します。
上の楽譜を参考にしながら、ゆっくり取り組んでみてください。

12キーエクササイズのメリット

  1. 音感とキーの認識力の強化: 全てのキーで練習することで、特定のキーに偏らず、どの楽曲でも適応できるようになります。これにより、即興演奏時にも自由に音を探求できるようになります。

  2. 指の独立性と柔軟性の向上: 各キーで異なる指使いを練習することで、指の独立性と柔軟性が鍛えられます。特に黒鍵が多いキーでは、より高度な指使いが求められるため、自然と手の動きがスムーズになります。

スムーズな下降エクササイズの特徴

このエクササイズは、Cキーから始まり、各キーで段階的に下降しながら最終的に1オクターブ下のCまで到達するという特徴があります。音が途切れることなく連続して流れるように演奏することが求められます。

  • 指使いの注意点: 下降エクササイズでは、各音に対して適切な指番号を使用することが重要です。特に黒鍵を含む部分では、手首を柔軟に使って滑らかな演奏を心がけましょう。

  • ペダルの使用に関する注意: このエクササイズでは、可能な限りペダルの使用を避けることを推奨します。ペダルを使わずに演奏することで、指の正確な動きとレガート奏法(音を滑らかに繋げる技術)の向上を図ることができます。ペダルに頼らず、指と手の動きだけで音の連続性を保つ練習は、基礎力をさらに強化します。

練習のアプローチ

初めはゆっくりとしたテンポで始め、正確な指使いと滑らかな演奏を確保しましょう。慣れてきたら徐々に速度を上げていきます。また、全てのキーでの練習を毎日のルーチンに組み込み、キーに関する知識を深めましょう。

このエクササイズを継続的に練習することで、全てのキーでの演奏に自信を持てるようになり、技術的な幅も広がります。音楽の楽しさを味わいながら、しっかりと基礎力を固めていきましょう。

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