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【読書録】嘘つきジェンガ

好きな作家さんのひとり、辻村深月さんの「嘘つきジェンガ」を読みました。
年始、もう私も小説を読めない人間になってしまったのかな…と積ん読本を見ながらしんみりしていた私。
いざ読み出したら、そんなものは杞憂でした笑

昔からこの方の書く登場人物の心情やそれを巡って変化していくシーンひとつひとつが好きなのですが、今回も丁寧に心情が描かれていて面白く読了できました!
嘘つきジェンガはそのタイトルの通り、嘘つきたちの物語。詐欺やなりすましという、私だったら書きにくい題材でもしっかり1話1話物語を作っていくのはさすが。
タイトルもとても良いですね!
嘘と嘘が重なりあい、ジェンガのように積み上がったその先にあるものは…?
よくまとまっている作品です。

次回作も楽しみです。


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