【読書メモ】風と共にゆとりぬ
kindleライブラリの積読された本たちを眺め、今日は何を読んでメモをつけようと思いながら、手に取ったのがコチラ。
時をかけるゆとりと生殖記のメモに書いた通り、このnoteを書き始めて朝井リョウの作品を読み、そしてドハマりした。それだけでnoteを始めてよかったと言える。
しかし、数ある積読本の中から、なんとなく朝井リョウ作品を選んでしまうのは、あの感覚に似ている。そう、子どもの頃に大好きだったギャグ漫画に手を伸ばす、あの感覚だ。脳ミソを空っぽにして何も考えずに読める。いろいろな漫画がある中、結局「世紀末リーダー伝たけし」や「ピューと吹くジャガー」などを繰り返し読んでしまう、あの感じ。
著者は、さくらももこのエッセイが好きなのだとか。
理由は、「人生における重要なことなんて全く訴えかけてこない」「くだらない」エッセイだかららしい。私がギャグ漫画を読むのと同じ感覚なのだろう。朝井リョウのエッセイにも同じことを思う。久しぶりにこんなに頭をからっぽにして読める本に出会えて嬉しい。今度はさくらももこのエッセイも読んでみたいと思った。
余談だが、今年のキングオブコントでは、ダンビラムーチョのコント「冨安四発太鼓」が個人的に一番おもしろかったのも同じ理由だ。まんまピューと吹くジャガーの世界観なのだ。大原とフニャ男がそのままジャガーさんとピヨ彦に見えた。メッセージ性や展開で見せるコントとかではまったくなく、ただただバカバカしい5分間。最高だった。
さて、2作目のエッセイ「風と共にゆとりぬ」に話を戻すが、内容については、もう私がレビューする必要もないほど朝井リョウのエッセイが面白いのは自明であるため、笑いたい人は読んでほしいというだけである。
少しだけ言うと、今回は社会人時代のエピソードがメインである。個人的には前作「時をかけるゆとり」の大学生特有のエネルギッシュで、バカバカしいエピソードが好きだったので、今作は朝井リョウも社会人になっちゃたなあと少し物足りなく感じたところはあった。が、それでも十分面白かった。
以下、ただ笑った文章を適当に何個か引用して今日は終わりたい。
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