【花とゆめ5号】ウラオモテ・ラジオガール / 丸井きのみ先生【読みきり感想】
あらすじ
田舎から名門校に入学した伝田静香は、粗野な言動を友人たちに隠して学生生活を送っていた。ひとりでの昼食時の電話が同級生の波川に聞かれ、あれよあれよと「俺とラジオやろ」ということに。
すきだったところ
・絵、絵がすき~~!!!キャラビジュがよすぎる、八重歯男子めちゃくちゃよくないですか!?波川くんの顔がぜんぶいい……正統派イケメンじゃないのに、なんかこう近づきたくない危ない感じがあるのに、それでも顔がいい……。女の子もみんなビジュの描き分けだけでなく、しっかりキャラクター性があってよかった、増田さんが「いつもなんか食べてるよね」でそのキャラの設定がお話にすんなり組み込まれているのがめちゃくちゃうまいなと思ったし増田さん、すきだ……になった。丸井先生、すごい。
・マカロンのこと洒落たせんべえって思ってるのすごいおもしろかった
・まだ背の低かったおさな波川くん、かわいいがすぎる。制服大きめの買ったのにあんまり身長のびなくて悩んでた頃の幻覚見えた…… 髪の毛くるんくるんなのもかわいいね……
・個人的にラジオってそんなに親しみがないのだけど、言葉で丁寧に心をほぐしてもらったこと、きっとラジオがすきなひとはみんな経験のあることなんだろうなと思ってよかった。
もう少しほしかったところ
・この題材をえらんだからにはそれはもう会話はぜったいにおもしろくないといけないのだろうけど、そこはたぶんツボが合う合わないあると思うので…どうだろうな…漫才ではないし、ぜったい笑わさなきゃいけないわけでもないだろうけど、いちばん大事なのってどうしてこのふたりじゃないといけないか、だと思う。このふたりだからうまれる会話の相乗性が、どうなのかな、とちょっと思った。
・ラジオじゃなくて、ふだんのなにげないふたりの会話があったらよかったのかな~~。なんか、このふたりのふつうにしゃべってるときの会話聞きたいよね、ラジオじゃないのにラジオやってるみたいじゃん、とはならなかったな……たぶんそういうシーンがほしかった。
・伝田さんの悩み、けっこう共感性高いと思うのでもうすこし掘り下げほしかったな