【花とゆめ2024.13号】物語が終わるまで / 鏡琴葉先生【読み切り】
あらすじ
物語をかくのがすきな王女は毒舌な召使に自分の物語を読ませてはおもしろくないと言われる日々。しかし王城はその他すべての使用人を解雇し、ふたりだけになっていた。悪政をしいてきた王の娘である王女の真意とは。
すきだったところ
・私はわりとすきでした。
・王女と使用人・ルークのかけあいがコミカルでいい緩急でうまい。すき。
・ルークが!めちゃくちゃキャラデザがよくて!クール系側仕えよすぎる~~最後から1ページ前の上目遣いがめちゃくちゃよくて、よくて…(エコー)
・鏡先生の描かれるお顔、すき、バランスがとれていていい 「解雇することはお勧め致しません」のルーク、「私は悪役でいい」と「それは私の台詞だわ」のヘレナ、「もう手遅れですよ」と「女王の運命の相手は~」のルークのお顔が最高によくてだいすき
・ルークが覚悟がんぎまりのしごでき男かつ淡々とストレートに愛を伝えられるところがす~ごいよかった
・ルークの紅茶の軌道どうなってるの
・「おもしろくない」の真意が秀逸
もうすこしほしかったところ
・とにかく画面にあまり華がなくて、上記よかったコマはもちろんあったのだけどそれ以外がなんていうかこう、捨てゴマ…?って感じだった 中世ヨーロッパ風をやるならば背景はもっとほしかったところ……きらびやかなお城の暮らしと牢屋の違いがあまりない
・たぶんエピソードが足りてない…エピソードというか、裏側の匂わせ?キャラ設定に厚みがない 「おもしろくない」のとこと王女×使用人が描きたかったのだろうなということだけはよくわかる ヘレナはなにがすきでなにが嫌いな王女ですか?ごはん食べるときなにから食べますか?ルークが決定的にヘレナをすきになったのはいつですか?ヘレナの仕草のどこがすきですか?ふたりが手をつなぐことはありましたか?とかそういう これぜんぶ描かなきゃいけないわけじゃなくて、ふたりのいままでがないと絵のなかに距離感の雰囲気出せなくないですか…?と思って…
・44ページあるのにもったいないよ!!!
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