愛でる。写真ではなく、カメラ
カメラが趣味だ。写真ではなく、カメラ。
実は最近はあまり愛でられてないが、新商品のレビューやティザーサイトは必ずチェックしてる。それほどカメラが好きだ。
カメラのフォルム、デザインは新旧問わず好きだ。1930年代のライカも所有してるし、ソニーのα7も持っている。カメラという箱に詰め込んだ技術の凹凸が生み出すフォルムが何ともいえない歪さで素敵だ。
詰め込んだ技術と言えば、スペックもお楽しみの重要な点だ。最近のデジカメはこれでもか機能を詰め込みその分、どこかしらを削ったりしてる。そのメーカーごとの取捨選択、ランクごとに分けられた微妙な差を調べるのもカメラを愛でる上ではポイントである。
最近では裏面照射だとか、ローパスフィルターレスだとか高感度、高精細にまつわる技術に加え、動画サイズとフレームレートも痺れる項目だ。このサイズに4K60P!?すげーって!とか。まあ使わないんだけど。
そう、使わないのだ。あまり。
なぜなら、カメラが趣味であって写真は特段興味がないのだ。興味がないというとずいぶん突き放した表現になるが、もちろん写真や動画は好きでよく撮っている。どっちやねんとツッコまれる前に言うが、それらはiPhoneで撮っている。だってすぐ取れて、すぐ見れて、キレイで、SNSにもすぐ投稿出来て家族や友達とも瞬時に共有できるから。
それじゃなんで高額で重たくて難しいカメラを買うのか。それはやはりロマンであり、それこそ『趣味』なんだなと。
この趣味の主戦場は価格.comである。ここでは最新の情報が常にリリースされ、同じくカメラを趣味にする猛者たちが日夜舌戦を繰り広げる掲示板がある。ここで安易に発言しようものなら集中砲火を浴び、即謝罪を要求されるハメになるがものは使いよう。その分、研磨された生の情報が知れる。慣れてきたら誘いのコメントなど書いて情報を共有するのもありだろう。
そんな価格ユーザーである私が、今愛でたい最新カメラ3選を発表してこの記事を締めたい。
1:SIGMA fp
いきなりだがお題の提供者でなくても、とんがったアバンギャルドなカメラを出し続けているシグマの最新のアンサーを選ばないわけにはいかない。超小型の筐体に12bitの動画RAWデータの記録という明らかに一般人を置き去りにするメガスペックをぶち込んできた戦略的カメラ。シネマ仕様にシステムを組もうものならデンドロビウムガンダムどころかカメラそのものが要塞化してしまうほど巨大化する。
2:LUMIX DC-G100
ソニーのVLOGCAM ZV-1と迷ったが、より最新のパナソニックLUMIX DC-G100にした。どちらもVLOGやYouTubeを快適に使うために小型化してきた仕様だが、大きな違いはレンズ交換型かレンズ一体型かだ。紹介するパナソニックLUMIX DC-G100はレンズ交換型。やはり趣味カメラとしての視点からいけばレンズ交換はロマンのひとつ。携帯しやすい小型VLOGカメラにドでかいレンズを付けてみたりするのも一興である。まあしないんだけど。
3:EOS R5
やはり現在最強といえば、これかな。キヤノンのEOS R5。画質、連写、AF、ボディ内手ブレ補正、動画とどれをとってもピカイチ。ぐぅの音もでないほどの掛け値なしのスーパースペックになっております。実は自分がメインで所有しているのはニコンのカメラなのですが、これは遂に息の根を止められたか!?というほど力量の差を感じています。このカメラの発表後ニコンも追撃と言わんばかりにZ 5を発表しましたね。クラスが違うから何とも言えないが、とにかく少しでも安く出してほしい。そして売れてほしい。
さてそれではさよならと思っていたのですが、最後にもうひとつ私が一番愛でて、珍しくもたまに使ったりもするカメラを紹介して本当に終わろう。
番外編:NIKON 1 V3
これです。これこそ、デジカメの隆盛に乗り遅れ、取り残され、忘れ去られた伝説にもなんねーマウント、NIKON 1マウントの最高傑作カメラ。超小型の筐体に小型のセンサーを積んだレンズ交換型カメラであり、マニアックなレンズ構成と驚異のAFの早さを持っても一世を風靡することなく霞に消えたカメラでもある。これに超広角レンズを付けてスナップするのが大好きである。
ん?写真撮ってんじゃん。
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