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【「プレデター:ザ・プレイ」映画感想】もののけ姫がアメリカへ行きプレデターと対決する。
アメリカが誇る二大異星人といえば、エイリアンとプレデター。
今回は後者であるプレデター・シリーズの最新作「プレデター:ザ・プレイ」について感想を述べていきます。
文明が発達し過ぎると、生命はアドレナリン・ジャンキーになるのか⁉︎
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ちなみにプレデターとはこんな特徴があります。
・高度な文明を持った惑星出身
・高い運動能力を持つ
・生き甲斐は狩猟。宇宙のあらゆる惑星生物と死闘を繰り広げている
常に戦う相手を探しており、その対決は生きるか死ぬかの命懸け。高度な文明を誇っているのに、やってることは野蛮人という矛盾を抱えており、文明が発展し過ぎると、生命は野生的な行動を取ってしまうのかと考察してしまいます。プレデターは常に戦うことを求めておりアドレナリン・ジャンキーなのは間違いありません。
なお女性に優しく、紳士な態度を取ることもしばしば。
映像はまるで文芸作品! 美しい自然を背景に繰り広げられるプレデターとの死闘
【ざっくりあらすじ】
時代は1719年のアメリカ。先住民のコマンチ族のお転婆娘ナルは、男たちのように狩りに出かけたいと願い、狩猟の腕を磨く日々を送っている。知恵も働き、敵の行動パターンを解読しながら獲物を狙う時も。ある夜、部族の男たちのライオン狩についていくと、赤い光を放つ生命体の存在に気付く。不思議な生命体が気になり、一人で森の奥へ出かけると、ヒグマに襲われ万事休す。すると、未確認生物がナルの目の前に現れる。それこそがあのプレデターだったのだ!
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植民地時代のアメリカにプレデターがやってきて先住民と闘う、というトンデモストーリーだけど、アクションの連続とプレデターという唯一無二のキャラクターのおかげで、楽しく見れます。またテレンス・マリック風の牧歌的な映像も素晴らしく、プレデター・シリーズにこんな綺麗な映像は必要かと疑問を抱いてしまうほど。美しい自然を背景に飛び散る血しぶきに、ギャップを垣間見ました。
もののけ姫がアメリカ人だったらという世界線に飛来したプレデター
特筆すべきは主人公を女性にしたことです。しかも最後はプレデターと戦います。怪力プレデターとタイマンを張っている様は、女性活躍の象徴かもしれません(いや、違う)。
製作陣は、ポカホンタスがプレデターと死闘を繰り広げる映画をイメージしたのかもしれませんが、ポカホンタスにここまでの戦闘能力はありません。しかも主人公はポカホンタスと違って、恋愛に無頓着。愛する人のために強さを発揮するのではなく、強い相手に勝ちたいと願うドラゴンボールの孫悟空マインドの持ち主。
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似たようなキャラですと、宮崎駿監督の「もののけ姫」のサンが近いです。あの戦闘能力と勝ち気な性格。そして家臣に犬を従えているところもそっくり。ついでに顔にペインティングを施しているところも同じ!
ということで「プレデター:ザ・プレイ」はもののけ姫が1700年代アメリカでプレデターと死闘を繰り広げたらどうなる?という妄想を実写化したようなエンタメ作品でした。頭空っぽで見れるので、仕事で疲れた週末に見るのがおすすめです。
コンプラ無視のおっぽいボヨン! 不適切ムービー「プレデター2」の伏線!
ちなみにですが、プレデター・シリーズの中で駄作と言われる「プレデター2」ですが、その後のプレデター作品への重要な伏線を張っていることをご存知でしょうか?
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「プレデター2」のラストに主人公が乗り込む船内には、あの「エイリアン」の骨が出てくることで「エイリアンVSプレデター」との繋がりを示唆。しかも主人公の刑事は1715年製の銃をプレデターから受け取ります。この銃こそ「プレデター:ザ・プレイ」のヒロインが最後に手にしたものです。「プレデター2」の銃の由来はここなんですね。まさかの伏線回収にプレデター・ファンは歓喜です!
気になったら「プレデター2」をチェックしてみてください。早送りしても楽しめますよ。あとは女性のおっぱいボヨンも拝めます( 不適切にもほどがある)。いきなりのボヨンにコンプラも何もない、おおらかな時代の空気を感じられます。