虫歯は最初から痛くない？静かに進行する虫歯を防ぐためにできること

みなさんこんにちは！
2025年12月に東京都杉並区に「のだデンタルクリニック西荻窪院」を開院予定の歯科医師、野田裕亮です。

今回は、「虫歯は最初から痛くないことが多い」というテーマについてお話しします。皆さん、虫歯と言えば「痛い」というイメージをお持ちの方が多いのではないでしょうか？実は、虫歯の初期段階では痛みを感じないことがほとんどなんです。この「痛みがない状態」がどれほど重要か、そして予防するためにはどうすればいいのかを、わかりやすくお伝えしていきます。

あなたは虫歯を放置していないですか？

「最近歯がしみるけど、そのうち治るだろう」「特に痛くないから放っておこう」と思っていませんか？実際、歯医者さんに行くタイミングがわからないという方は少なくありません。

虫歯は初期段階では目立った痛みや不快感がありません。そのため、放置してしまい、気づいた時には進行しているケースが非常に多いのです。進行した虫歯は、治療が大がかりになるだけでなく、歯の寿命にも大きく影響します。

例えば、初期段階の虫歯であれば、簡単な治療や再石灰化（自然治癒）で済む場合がありますが、進行して神経まで達してしまうと、神経を取る治療や最悪の場合、歯を抜かなければならないケースもあります。

実は虫歯は「静かに進行」する病気なんです！

虫歯は、一夜にして悪化するものではありません。口の中の細菌が糖分をエサに酸を作り出し、それが歯を溶かしていくことで進行します。この進行は非常にゆっくりで、初期段階では目に見える穴もなく、症状も感じにくいのが特徴です。

この静かな進行こそが、虫歯の恐ろしい点です。気づいた時にはかなり進行していて、治療が避けられない状況になっていることも少なくありません。特に、奥歯や歯と歯の間など、自分では見えにくい場所に虫歯ができると発見が遅れがちです。

虫歯予防のためにできること

では、虫歯を防ぐためにはどうすればいいのでしょうか？以下のポイントを押さえておきましょう。

1. 定期検診を受ける

虫歯は初期段階では自分で発見することが難しいため、定期的な歯科検診が非常に重要です。早期発見・早期治療ができれば、歯を削る量を最小限に抑えられ、歯の健康を長く維持できます。

2. 正しいブラッシング習慣

毎日の歯磨きは、虫歯予防の基本です。ただし、磨き残しがあるとプラーク（歯垢）が溜まり、虫歯の原因になります。歯科医院でブラッシング指導を受け、自分に合った歯磨き方法を見つけることをおすすめします。

3. フッ素を活用する

フッ素は、歯の表面を強化し、虫歯菌の働きを抑える効果があります。市販のフッ素入り歯磨き粉を使ったり、歯科医院でフッ素塗布を受けたりすることで、虫歯リスクを大幅に減らせます。

4. 糖分の摂取を控える

虫歯菌は糖分をエサに酸を作ります。そのため、間食や甘い飲み物の摂取を控えることも虫歯予防には効果的です。特に寝る前の飲食は控え、就寝前に必ず歯を磨くよう心がけましょう。

予防がもたらす安心と健康

虫歯を未然に防ぐことは、歯の健康を守るだけでなく、治療の時間や費用の負担を減らすことにもつながります。また、健康な歯を維持することで、美味しく食事を楽しみ、生活の質を向上させることができます。

当院では、虫歯予防に力を入れ、患者さん一人ひとりに合わせたケアプランをご提案しています。さらに、痛みが出る前にリスクを把握し、適切な対策を取ることで、虫歯ゼロを目指すお手伝いをしています。

最後に

虫歯は最初から痛くないことが多いからこそ、日頃のケアや定期的なチェックがとても大切です。「のだデンタルクリニック西荻窪院」では、皆さんの笑顔を守るための予防歯科を全力でサポートします。

もしお口の中に気になることがある方や、予防歯科について詳しく知りたい方は、ぜひお気軽にご相談ください。

2025年12月、杉並区でお会いできるのを楽しみにしています！