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世界の解釈、自分なりの問い
今年の四月の異動で新しい仕事をするようになったことを言い訳にnoteサボっていましたノックです。
仕事に忙しくしていたというより、書くことよりも、他のやりたいことを優先していたというのが実際のところかな。4月の末にバンドの成果発表会をやって、その後、4年ぶりにマラソン大会に出たり、家族で旅行に行ったり、海に行ったり。
そして単身赴任も4年目に突入し、再燃しているアニメ熱。アマプラで昔見たガンダムシリーズを見始めたのを皮切りに、毎晩のようにネットでアニメを見てます。二十代、TSUTAYAで借りて見ていたあの衝動が、20年のブランクを経て、再び訪れようとは、、、
この流れで、6月に遅まきながら映画館で『THE FIRST SLAM DUNK』を見て、やっぱ映画館って良いよなって、今更。夏休みには長男と2人で映画館に行って、子どもと映画も良いなって思ったり。
前置きはこれぐらいで。仕事が一段落した一昨日水曜日。気になっていた映画、『アリスとテレスのまぼろし工場』を見てきました。気になったのは、春頃、ガンダムシリーズの『機動戦士ガンダム鉄血のオルフェンズ』を見まして、脚本を書いた岡田麿里さん繋がりで『あの日見た花の名前を僕達はまだ知らない』も見てしまい、どうしても見たくなったのがこの『アリスとテレスのまぼろし工場』。
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極力、事前知識を得ないように気をつけて、仕事終わりにいそいそと準備し、仙台駅前に自転車を走らせる。映画見る前に腹ごしらえでバーガーキング。初めて食べたわ。ボロボロ食べにくくてスラックスにソース付いたレタス落としちまった。。。気を取り直して、いざ映画館。
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チケットはネットで取ってた。水曜日はサービスデーで1300円。数少ない、中年おじさんに優しいサービスだ。腹は満たされてるし、ポットにコーヒー入ってるし。ポップコーンは買わずに真っ直ぐシアターへ。お客さんはまばら。なのに私の席の近くには、何故か同年代のおじさん3人(私含む)集まっちゃったね。おじさんが集まって、恋の衝動が世界を壊すお話を見るわけか。まあ、良い。われわれを見ている人はいない(はず)。
んで、見ました。ネタバレになるので詳細は書きませんが、なんか、色々考えさせられました。物語そのものは、岡田監督の世界観がソリッドに表現されているだけなのだろうけど、この世界の構造というか、自分がどういう風にこの世界を解釈するのかによって、自分自身の生き方(在り方?)が変わってくるのではないか、なんて答えの出ない問いが頭から離れなくなった。
そして日々の感情、その衝動、そこから得る感動が、生きることに価値を与えるのかもしれないということ。
そんなことを考えている時にふと浮かんだのは、海に浮かんでいる自分。波を待ち、波を追い、波に乗り、また波を待つ。ただそれだけの行為を繰り返すだけの行動に、社会的な意味は何一つない。私はただ、その瞬間に起こる現象に呼応して動き、波と一体となることで、心の充実と安寧を得る。私は自然の、この世界の一部なんだと自覚する。
答えのない問いにも意味はあって。いや、大事なのは問いの立て方。答えが出ない問いほど、長く長く思索に耽れる。それでいいじゃない。だって、旅の目的は、目的地に着くことじゃなく、旅路を楽しむことなんだし。
そんな感じで、何を書いているか分からなくなったところで久しぶりのnoteも終わりたいと思います。また、とりとめのない文章、創作、バンド活動の報告など、なるべく定期的に書きたいと思います。
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