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父ちゃんの本棚・男児の子育て参考図書

私は本を読むのが好きです。いつもカバンに読みかけの本を何冊か入れて、空いた時間に読んだりしています。子どもが生まれてからは、子育てに関する本もいくつか読んでいますが、男の子3人の我が家では、どうしても男の子に関する書籍を手に取ることが多いかな。今日は、そんな男だらけの我が家の子育てにおいて、参考になった図書を1つ紹介したいと思います。


それがこれ。

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小﨑恭弘著「男の子の本当に響く叱り方ほめ方」です。これを購入したのは、次男が産まれる少し前。2人目が男の子だと分かって、今後の生活のために参考となる本を読みたいなーと思っていた時に出会った1冊です。

購入の決め手となったのは、「男の子の生態」みたいなエピソードがイラスト入りでものすごく面白く書いてあったから。著者の小﨑さん自身も男の子3人を育てた元保育士さんで、プライベートと仕事上で経験した数々のエピソードを紹介してくれています。男の子を育てた経験がある方であれば、表紙の絵を見ただけで何となく中身が想像できるかと思います。

正直、これを買って読んだときは、エピソードや挿絵を見て「いやー、そんなことあるわー。男の子って面白いよねー。」といったぐらいの感想でした。でも、読み込んでいくと、著者の小﨑さんが「男の子」の生態を知り尽くしていることが伺い知れました。私自身も「元・男の子」だったので、共感しまくりだったのですが、こういう話って女性には伝わりにくいものなのかも、と思い、私が話して伝えるよりもこの本を渡した方が良いと判断して、次男が生まれる直前にカミさんに薦めてみたのでした。当時2歳になっていた長男がだいぶお喋りになって、男の子特有の謎の行動(すぐにふざける・同じことを何度も繰り返す・話を聞いていない(左耳→右耳))が顕在化し始めていたため、カミさんとしてはかなり参考になったようです。


この本は、「男の子だったら、この時期に、こんなことをしてあげれば(または、しない方が)良い」といった指南書的な内容ではありません。どちらかというと、「こんな心持で男の子と接するのが良いですよー」というように、緩い感じで方向性だけ示している内容だと思います、なので、具体的で詳細な「叱り方・ほめ方」を求めて読んだ人には少し物足りない内容と捉えることもできます。

でも、私たち夫婦にとっては、これから先、自分の子どもたちとどう接したら良いかという、夫婦での教育方針みたいなことを考えるきっかけになった本です。この本を通じて、カミさんとの間で「男の子ってこんな生き物だよね。」という共通認識を持てたし、カミさんも私も、「男の子だから、しゃーないよね。」というある種の諦めを持つことで、その後の子育てにおいて、気持ちに少し余裕ができたような気がしています。

この本を購入した当時はまだ長男だけで、数年後に私が著者と同じ3人の男の子の父親となっているとは想像もしませんでした。今、改めてこの本を読み返してみると、本に出てくるエピソードの97%くらいは我が家の日常とリンクしていて、思わず笑ってしまいます。本に書いてあるエピソードを紹介していきたいところですが、私が紹介するよりも、実際に手に取って読んでいただいた方が面白いと思いますので、興味を持った方は一読してみてはいかがでしょうか。


はい。今日は私がこれまで読んできた育児書の中で参考になった本、小﨑恭弘著「男の子の本当に響く叱り方ほめ方」を紹介しました。育児書というよりは、単に読み物として見てもらうのが良いかもしれないですね。

また機会があれば、その他、私の本棚にある面白いと思った書籍の紹介をしてみたいと思います。


今回は以上です。




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