赤ちゃんの育ちが変わりました
0歳の赤ちゃんの育ちが、
ここ10年でがらりと変わっていることにお気づきでしょうか。
両親で育てるカップルが増えました。
赤ちゃんを早期から保育園に預けるのがあたり前になりました。
赤ちゃんの縦だきが増えました。
赤ちゃんの手足が弱くなりました。
赤ちゃんの発達を阻害する育児グッズが増えました。
食の問題を抱えた赤ちゃんが増えました。
寝返りやハイハイができない赤ちゃんが増えました。
赤ちゃんと目を合わせる親が減りました。
赤ちゃんの声かけがわからない親が増えました。
背中スイッチが入る赤ちゃんが増えました。
寝かしつけができない親が増えました。
スマホを頼りに子育てする親が増えました。
こうあるべきという数字を見ながら子育てする親が増えました。
本来の発達の時期を飛び越えて、いろいろなことをさせられる赤ちゃんが増えました。
まだ座れないはずなのに、早くお座りしてしまう赤ちゃんが増えました。
理学療法士や作業療法士や言語聴覚士の出番が増えました。
赤ちゃんに対する
マルトリートメント(不適切な対応)が増えています。
どうしてでしょうか?
このままでいいでしょうか?
子育て支援者は何を学ぶ必要があるでしょうか。
私たちはこれからどうしたらいいでしょうか。
そんな疑問に答えるために、7月4日(日)ハイブリッドで
NPO法人PLAYTANK主催
公益財団法人前川報恩会 令和2 年度 地域振興 助成
「伝えられる私たち」になるために=親と赤ちゃんの通訳になろう=
講師 NPO法人子育てを楽しむ会 代表 迫きよみ先生
が開催されました。
午前中は練馬区を中心とした赤ちゃん親子の講座があり、
迫先生が7人の赤ちゃんに寄り添いながら、
親の質問に答えていきました。
親の皆さんは、うんうん、ほ~と納得していきます。
それを見ながら聞きながら学ぶ全国の支援者たち。
午後は、午前中の内容をもとに、
赤ちゃん親子の支援者が気をつけるべきポイントを迫先生が解説。
支援者の質問にも次々と答えて、
実演も含めて、あっという間の3時間。
だっこRoomは、迫きよみ先生監修の
日本で一番赤ちゃんの子育てについて
具体的に伝えてくれるウェブサイトです。
こちらの中の話もたくさん出てきました。
乳児子育ての支援が本格的に始まったのは、最近のこと。
子育て支援者も保育士も知らないことがたくさんあります。
今の社会変化、子育ての変化について行けていません。
だから、学ばなければならないし、作っていかなければなりません。
赤ちゃんがうまく育たないということは、
その後、子どもがうまく育たないということです。
さらにその後、おとながうまく動けないということにつながります。
私たちは、この講座をもとに、
赤ちゃん親子の支援ができる支援者を増やしていけるように、
プログラム開発と普及を進めていきます。
★★★AKAGO東京・練馬プロジェクト★★★
企画運営の中心は、練馬区で子育て支援、外遊び支援を展開している
NPO法人PLAYTANK(代表 中川奈緒美)です。
迫・中川・武田のチームで、取り組んでいます。
今日、参加して下さった30人の支援者の皆さんも心強い仲間です。
全国の子育て支援者、全国の親子に、
もっともっと早く届けなければと、はやる気持ちを抱えながら、
練馬区を発信地として、広げていきます。
「伝えられる私たちになるために」
始動です。
ぜひ、関心を寄せてください。
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