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夢の中で人を操る

夢と現実が交錯する話の二巻め。

夢の中には「回廊」があって、色々な人の夢の扉が並んでいる。
近い人の夢の扉は近くにあるし、知らない人の扉はわからない。
一度入れば入りやすくなるが、入れたくない人は、暗証番号やカギをつけて誰も入れないようにする。
けれど、知りたい人の持ち物を持っていると、その人の夢の中には入れてしまう。夢に入って誰かになりすまし、夢の住人を騙してしまうこともある。例えば「あれは偽物だ」と誰かを殺させようとしたり、「あの先にきれいなものがあるよ」と自殺させようとしたり。

夢の中で相手を騙すなんてことは、夢使いの上級者だ。

今回、そういうことをしようとした相手がどういう目に遭ったか。
ちょっと意外な展開なので面白かった。

それから、彼ら彼女らが通う学校の裏サイトのような掲示板に
その学校の人が知り得ないようなヒロインの秘密が暴露されたりする。
その掲示板がどうなっていくかも三巻目につながっていくと思う。


それにしても、子連れ再婚でも
結婚するどころか婚約もする前にしっかり同棲している欧米人すごい。
しかも親にも子どもにもいい顔されてなくても貫くのである。
(と書いていて三巻目で家族解散だったらちょっとショックかも)

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