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アマリとグレイトゲーム
以前読んだ「アマリとナイトブラザーズ」の続巻である。
現実社会を描く小説が暗いからファンタジーをと思ったのだったが
この小説は明るくなかったことを読み始めて思い出した。
アマリの所属する「超常現象局」は魔術師を差別しているが
そこ以外でもアマリは黒人として差別されていたのだった。
前作で見つかった兄は、意識不明で入院していて
その原因もよくわからない。
超常現象局のトップは、アマリたち魔術師を「無用もの」と差別することを止めさせようと思っていたらしいが襲われて、時間停止魔法がかかってしまって動けない。
後を引き継いだのが、魔術師をひどく憎んでいるベイン。
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魔術師たちがどんどん追いやられることを危惧した魔術師界の思惑に
乗せられてしまうアマリ。
親友に打ち明けたいのにそれについては話せない制約の中で
孤独になっていくのだが、親友もそれ以外にも味方になってくれる人はいた。
表題の「グレイトゲーム」は終わったのだが事態は改善されていない。
アマリの状況は良くならない。
なんと三巻でも終わらず、五巻まで続くのだそうだ。
生きているうちに最終巻を読みたいものである。
ファンタジー世界もどんどんハードになっていく時代である。
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