リュウの道
「100分で名著」の石ノ森章太郎さんの時にも取り上げられていた作品。
外宇宙に出る宇宙船に密航した少年リュウ。
見つかったのちに罰もかねて冷凍睡眠される。
心ある隊員によって(?)ありとあらゆる知識を催眠学習で学ぶ。
宇宙船がたどりつき、リュウは目覚めるが、周りはジャングルで。
異形の者たちが沢山いる。
というところから始まり
そこが地球であることがわかり、
核戦争後であることがわかり
生き残りを求めて冒険を始める。
この辺りは、猿の惑星ではないが
定番の設定だ。
昔は、核戦争がそうした遺伝子の異常をもたらす
と思われていた。
今は、ダイオキシンなどの方がひどいとわかっただろうが。
後半は
人はどう生きるのか とか、哲学的な話になる。
知恵のあるイルカが、今を生きる事
今を楽しむことが大事だろう という。
それでは、知的なモノの代表として
文明を引っ張っていけない、と、高次な者たちは考える。
なんだよそれ~~~
と、最初に読んだ時も意識を手放したかも。
リアルタイムでも読んだ気がするが
ラストを覚えていなかった。
納得のいく終わり方でもなかったので。
一番頭に残っていたのは
人間の脳は、半分しか使っていない という説。
(今の定説ではどうなんだろう)
全部解放したら
テレパシーとか念動力とかいろいろ使えるのでは?
と中二病っぽく考えたことを覚えている。
(そのころから進歩していないことも自覚した)
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