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落下する夕方
同棲していた相手にいきなり「自分は引っ越す」と言われ
納得も行かないし、嫌いにもなれない梨果。
自分は亡霊だと思ったりする。
別れた相手健吾はその相手 華子となかなかうまくいかないようで。
律儀に電話もかかってくるし、あったことを全部報告してくる。
そして二人分の広さの家賃がつらくなってアルバイトを増やそうか悩み始めたころ、どういうわけか、華子と同居することになってしまう。
華子が不思議な存在で、何にも執着が無いようで、例えば「愛する」という概念も感情も人とは ずれているようで、人との距離感も何か違う。
けれど放っておけないというか、要らないと思われたくないというか
そんな不思議な感情を梨果が強く持つ頃、華子が消える。
あらすじにしてしまうとこんな感じなのだけれど
あると思っていた愛が突然無くなって、それを少しずつ受け入れていく
という過程がなんとも切ないというか。
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落下する というけれど、突き落とされて、または床が突然無くなって
落下し続ける という感じである。
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