黄色の扉は永遠の階

明晰夢を見て夢の回廊を冒険する話の最終巻。
もっとも冒険と言っても学校生活の中で話せなかったことを
夢の中の部屋で話したりするだけの事も多い。

夢の回廊から他人の夢の中に入り込み他人を操ることができるアーサーと
夢を操ることで悪魔的なモノを呼び出せると思っているアナベル。

この二人は別々に何か企んでいそうなので
それを止めるためにリヴとヘンリーとグレイソンが夢でも現実でも頑張る。
強盗事件を起こさせたり、ライフルで銃撃する寸前までの状況にしたりするので退屈しない。
自分の母親の結婚や、ずっと面倒を見てくれていたナニーの結婚の話も絡んでくる。ナニーはドイツ人でドイツに帰ろうとしているのだ。

リヴの妹のミアも活躍した。

最後にアーサーが行きつくところは、ちょっと意外な場所だった。

裏サイトに書いているのは誰かという問題もあった。
複数人で書いていて、意外な人物も混じっていた。

家電しかなかった頃に高校生をやっていた身としては
裏サイトに裏垢にライン外しだのなんだの、大変だなぁと思う。
今高校生をやれる気がしないのである。不登校になってしまいそうだ。
気配を消してなんてできなくて、空気読めない発言をしてしまいそうだ。