バウムクーヘン
ひらがなの詩である。
「まいにち」という詩の
二連目がすばらしかった。
もうひとつ、「たりないじかん」
2018年の出版である。
谷川さんはたくさん出版しているので追いつけない。
「たりないじかん」は少し年をとるとみんな感じるのではないだろうか。
時間の使い方の中に「空費」という項目がありそうな私は
追い越されるままである。
追い越す
この前駅まで歩いている時に
若い女性に追い越された
全然急いでいる風な歩き方に見えなかったので
あとについていこうと思ったら
かなり早歩きをしなければならなかった
ちょっとわらってしまった
駅の手前でその人は道を曲がった
わたしもきっと
あちらこちらで曲がったり止まったり急いだりしながら
こんなところまできたのだろう