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「ガン患者の心の状態と生存率」

ガン告知を受けてから、どういう気持ちで臨むかで、生存率にかなりの影響を及ぼします。

1984年に行われた調査で、62人の乳がん患者を、その心の状態で4つのグループに分け、生存率を調べました。

4つのグループの心の状態は以下です。

A:「私はガンと闘う」とポジディブに考えた人
B:「私はガンではない」と否定する人
C:「私はガンなのだなぁ」と病気を自覚しただけの人
D:「私はもうダメだ」と絶望的に考えた人

結果、Aのポジティブに考えたグループの生存率が圧倒的に高く、Dの絶望的に考えたグループは、4年目には全員が亡くなってしまいました。

思った以上に、差が出ていますね。

積極的に考えた人は、さまざまな前向きな治療を受けたり、調べものをして生活を変えたりしたと推測されるものの、肉体からのアプローチより、精神からのアプローチが一番、効果があるのではと思わせる結果です。

他にも、末期の乳がん患者を、心理療法を受けたグループと、受けなかったグループに分けた調査があります。

結果は以下の通りです。

「がん「五人の名医」に生かされて」より

心理的トレーニングをするかしないかで、すごい差がついています。

病気になる原因も、心の状態やストレスによる割合がとても、大きいのですから、その原因を取り除けるのであれば、この結果にも肯けます。

いつもガンになるんじゃないか、いつも怯えながら健康に気を付けていた人が、若くしてガンになったという話も聞きました。

思ってる10倍以上、精神は肉体に影響を及ぼします。
この面だけを見ても、現代医療がメンタル治療を、様々な治療に取り入れない理由がよくわかりません。

恐らくは手間が掛かる割に、売り上げがサクッと立たない療法だからというのが大きいでしょう。

医療が食事療法を軽視しているのも同じ理由です。自分たちの売上に1円にもならないからです。

がん告知を受けたら、あまり現代医療の言うことは鵜呑みにせず、心の状態を整え、自ら治療法を探っていくのが吉です。

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高橋伸嘉(のぶよし)|自然細胞科学研究者/(株)ルクセス代表/僧侶/
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