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栄養学のエビデンスは信用できるのか?
栄養学のエビデンスって、あまり信用できないのではという話です。(栄養学に限らないんですけど)
例えば「食物繊維をは、大腸がんを予防する」という調査結果があったとします。
実際に、「多くの食物繊維を摂取している人は、少ない人よりも大腸がんになるリスクが43%少ない」というエビデンスがあります。
ただ問題は、この調査の食物繊維は、食物繊維サプリから摂取している訳ではないということです。
すなわち、野菜から摂った食物繊維です。
ということは、「野菜を多く摂取している人は大腸がんのリスクが下がる」と言えるだけで、それは食物繊維の効果とは言えないのではないか?
という問題がでてきます。
このデータを信用して、食物繊維だけのサプリを飲んでも何の効果も得られないかもしれません。
そもそも食べ物は全体を食べることで、総合的な効果が出るのです。それが自然だから。
部分だけを単離したサプリメントが効果を及ぼすかはかなり怪しく、むしろ基本的には害悪の方が多いと私は考えています。
実際に、単一成分サプリは、調べても体に悪いケースがほとんどです。
話を戻すと、じゃー野菜は体に良いんだねーという話にはもちろんなるのですが、野菜を多く摂る人って、食べられる量が限られるので、その分タンパク質摂取量が減るんですよね。
実際、効果の半分くらいは、実は動物性たんぱく質摂取量が下がったため、という理由になってる可能性だってあるんです。
そうなると、もうデータ結果をどこまで信用してよいのやらってなってきますよね。
栄養学のデータってこういうのが山ほどあると思います。
「ビタミンDの血中濃度が高い人はガンのリスクが低い」という調査結果があっても、それが紫外線によって生成されたビタミンDであったとしたら、あなたがビタミンDのサプリを飲むことで、同じ結果が得られないかも知れません。
また同じビタミンDのサプリだって、本当に良いサプリからゴミのようなサプリまで様々です。
だから私は基本的にはエビデンスとサプリには懐疑的です。自然な食品をそのまま食べることだけが、まだ信頼ができます。
不自然な行為で、体に良い影響が出るものをあまりみたことがないんですよね。
ということでいつも言ってますが、信頼できるのは、野生の動物がやっていることがどうか?という見本と照らし合わせることと、直感的に良さそうって思えるかの2点を大事にして欲しい。
結果的に、大規模調査したって、「丸ごと食べよう」と「植物中心の食事にしよう」という当たり前のことがわかるだけなんです。
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