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デトックス、デトックスと言われますが、実際デトックスは、どうして必要なのでしょうか?!

例えば、農薬入りの食べ物を食べたとします。
私たちの肉体全体には、それくらいではあまり変化は感じません。

ただ、細胞レベルでいくと、農薬と触れた細胞が死にます。死ななくても弱ることになります。腸内では細菌が死にます。

農薬が体内に取り込まれると、毒素が滞在したところの細胞が、ずっと死に続けるか、弱り続けます。

それに対抗するには、細胞が死ぬスピード以上に、新しい細胞を作り続けないといけません。そうしないと、組織はどんどん弱っていきます。

新しい細胞を作るには、電気エネルギーと、細胞を作るための物資(アミノ酸、ミネラル、脂肪、ビタミン等)が必要です。どちらかが足りなければ、新しい細胞は作れず、毒素のせいで、老化も早まり、病気にもなります。

こうならないために、我々の体はデトックスが必要なのです。

本来なら、毒素は腸内で吸収されにくい仕組みが出来ていますが、腸内細菌のバランスや環境が悪くなってくると、毒素が小腸で吸収され、体中をめぐることになります。

それをなんとか、肝臓で分解しようと頑張ったり、皮膚から出そうとも体は試みます。皮膚から出す時は、その犠牲として、肌細胞が死にます。それがアトピーの現象でもあります。

だから、アトピーの治療には、腸内環境の改善、肝機能の改善、デトックス、これ以上毒素を入れないような食事、肌細胞のケアなどがトータルで必要になります。

無毒な食品だけを食べ続けることは、現代ではほぼ不可能ですので、多少気をつけながらも、定期的にデトックスでメンテナンスをしたり、腸内環境を改善したりして、排毒機能を高めていくことが重要です。


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高橋伸嘉(のぶよし)|自然細胞科学研究者/(株)ルクセス代表/僧侶/
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