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お金がなくても、施しはできる。
たまには僧侶っぽい話を。
お金ができたら施しをしようって人、割といると思います。
昔の私がまさにそうでしたし、日本は寄付文化がないので、特にそうだと思います。
海外の自己啓発セミナーとか行くと、「収入の5%は寄付しましょう!」とか言われます。いまお金があろうがなかろうが関係ありません。
額ではなく、パーセントで寄付するのです。
セミナーとしては、それが成功につながるという意味合いもあったと思います。
それ以来、5%までは行ってないかもですが、寄付は継続的にしています。ちょっとずつ増えてって今は5団体くらいにずっとしてるかな。
それが結果としてどうなのかはわからないですが、自分より困っている人に施しをするのは普通の人間の感情なのかなとは思います。
ただ、施しって、お金じゃなくてもできるんだよ!というお話です。
仏教には、「無財の七施(しちせ)」という言葉があります。仏教では施しは自己を高めるためにかなりススメられてますが、財産のない人でもやれることがあります。
無財の七施は以下の通りです。
1.眼施(げんせ):やさしい眼差(まなざ)しで人に接する
2.和顔悦色施(わげんえつじきせ):にこやかな顔で接する
3.言辞施(ごんじせ):やさしい言葉で接する
4.身施(しんせ):自分の身体でできることを奉仕する
5.心施(しんせ):他のために心をくばる
6.床座施(しょうざせ):席や場所を譲る
7.房舎施(ぼうじゃせ):自分の家を提供する
どれも心がけがあれば、いますぐできることで、1円も掛からないものです。
最初は見返りありきでも良いです。
一日一つでもできたら十二分です。
日本全国民、一人一人が一日に一つ、無財の七施をできたら、全国で1億2000万の施しが産まれることになります。
なんか、世の中がより良いところになっていきそうな気がしますね!
みんなでいつもより+1で、「無罪の七施」していきましょう。
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