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在宅鍼灸師の養生 ~バイク移動と風邪~

養生担当 ”のぶ” こと千葉宣貴です。

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今回は「在宅鍼灸マッサージ師」の養生をテーマに支援できることを考えてみたいと思います。
 
購読者の皆さん、宜しくお願いいたします。
 

はじめに

この記事の目標は、「施術者がどんなポイントをおさえて養生すればよいか」考えるキッカケをつくることです。
 
医療機関に所属し、医師看護師の様子をみている私の視点からお伝えします。
医療従事者は「患者さんのために!!」と意気込み、力が入っている方ほどご自身の体調に無頓着だったりします。
 
そこで私が問いたいのは
「自分自身が満たされていないのに、他人を満たすことはできるのでしょうか?」ということです。

過去記事に詳しく紹介しているのでこちらも併せてご覧ください。

ここでいう「満たされる」とは心身すべてのコンディションです。
ストレス発散方法だけではありません。

また少し期待しているのは、われわれも養生などのセルフケアや鍼灸や漢方、歯科の定期受診を受けているんだということを患者さんに知ってほしいということです。
 
「あなたたちは自分でケアできるからいいわね」と言われます。
そこで、知識があるわれわれでも他人のサービスを受けて身体のケアをおこなっていると伝えてみてください。
 
「若いあなたでも受けているなら私はもっと必要ね。」
「私にはどんなことが必要かしら。」
などより患者さんが自身のカラダに興味を向けてくれることが多々あります。
 
読者の皆さんが患者さんの意識を変えるには、先ずわたしたちが変わりましょう。

在宅鍼灸師の仕事

私たちは、「移動」「訪問」「施術」「コミュニケーション」「連携・報告」「事務作業」「営業活動」等、多岐にわたります。
「スペシャリスト」より「ジェネラリスト」が求められる職業です。
これはHAMTプロジェクトでも大切にしている考えです。

在宅鍼灸師が移動でさらされるストレス

手段としては車、自転車、バイク等さまざまですが今回は「原付バイク」を前提にします。

理由は単純に最も多くの邪にさらされるからです。

風+暑・湿・燥・寒の邪が組み合わさり身体に侵入してきます。
そして五臓の不調を後押しします。
とくに私たちは運転で風を切っていくので季節を問わず風にさらされます

風邪のキホン

特徴と病理を確認します。

津液が乾燥するということは「陰虚」です。
つまり風邪対策をしないと、「うるおい不足」になりやすいということです。

腎と風邪

疲労や寝不足などで潤いを蓄えている腎が弱っているときに風邪が侵入すると「腎陰の虚」による「虚熱」がより強まります。

これが慢性化すると虚熱が減り冷えてきます。

過去記事に詳しく紹介しているのでこちらも併せてご覧ください。

あらわれる症状は

・腰痛・小便の不調・脇の下が苦しい
・下っ腹の冷え・足首や足部の冷え
・身体が黒っぽくなる・足底だけ熱く感じる etc..

養生は津液を増やす補陰(滋陰)、関係する臓には補腎・健脾さらに防風・防寒をおこないます。

津液を増やすには補陰・滋陰です

すると五臓のなかで腎と脾を養うとわかりますね。
そこで補腎・健脾をおこないます。

このように気血津液の養生から五臓の養生を決める流れをつくると理解しやすいです。

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