お歳暮とふるさと納税に考える、「知っている人、知らない人」それぞれとの関係構築と維持
【今日のポイント】
先日、お歳暮や今年分のふるさと納税の申込みをしましたが、
お歳暮のように「知っている人」と、ふるさと納税や義援金などの「知らない人」それぞれに贈り物をする際に検討すべきことを考えることは、特に贈った相手との関係を構築し、維持するためには必要と、自身の失敗を含む経験も踏まえて改めて感じた次第です。
1.お歳暮とふるさと納税の申し込み
先日、お歳暮を送るためにデパートに出かけました。
店内はかなり混んでいましたが、ギフトコーナーはそこそこ空いていて、お中元・お歳暮の習慣や、その送り方もネットの利用など段々と変わってきていると感じました。
また、同じ週に、お正月の食材などのためにふるさと納税の申し込みをしましたが、昨年度と同じ返礼品もかなり値上がりしていて、制度面、物価面双方の影響が窺えました。
その申込の際に、今年の申請履歴を見て、元日に発生した能登半島の震災の義援金をふるさと納税を利用して送らせていただいたことを思い出し、寄付などの方法も多様化しつつあると改めて感じた次第です。
2.プレゼントとしての「お金を含むモノ」と「情報」の共通点と使い分け
今年はじめのブログトピックス『新年のご挨拶~2024年のスタートダッシュに向けて』https://note.com/nobu_g_smb/n/ndfb87d99a78c などを含めて、
本ブログを始めた当初から、バレンタインデーやクリスマス、年末年始など何らかのプレゼントのやり取りを行うイベントを契機に、知人や取引先などに「相手が喜ぶ、あるいは必要とする「情報」をプレゼントすることを知的資産経営の「関係資産」の構築と維持の面からお勧めしてきましたが、
上記のように、モノを贈る方法も多様化している現在、プレゼントや支援などの手段としての「モノ」と「情報」の使い分けもまた変化してきているのではないかと思います。
また、震災や今年の夏と秋の豪雨による被害を受けた方々や支援者の方々へのインタビューなどを見ると、「復旧、復興のための人手が足りない」との声がかなり聞かれたことからも、「モノ」と「情報」に加えて、ボランティアのような「人手(作業、労働)」もプレゼントや支援の手段として重要となっていることが窺えます。
これらのプレゼントや支援の手段の使い分けの前に、まず、「モノ」と「情報」双方のプレゼントとして必要な条件を考えると、当然のことながら両者とも「相手が喜ぶ、あるいは必要としている」という条件については共通していますね。
この、相手から見た必要性は、贈る(受け取る)タイミングと、受け取る相手の状況の変化(例えば、加齢による食べ物の嗜好の変化など)の双方が影響します。
また、お歳暮など季節の挨拶の相手は自分が知っている方々ですが、被災者の方々などは、それまでは知らない(あるいは、今後も個々の方々とは知る機会がない)方たちの場合も多いかと思いますので、
送る相手を知っているか知らないかという点も「モノ」や「情報」などの使い分けを考える際に重要な検討条件となっています。
モノ、情報、人手など何を贈るかを考える上で、相手の状況を上記のような項目について情報収集することの必要性は今まで以上に高まっており、かつその情報の収集方法もネットなど多くの選択肢を利用できるため、
まずは、「相手(の状況とその変化)を知る」ことから始めるという点は、現在も今後も変わらないと改めて感じます。
そのうえで、相手のニーズに対して、自分が送れるものは何か(モノか、情報か、人手か)を考えて、選択していくということになる点は、通常の事業において顧客提供価値を考える事にも通じるため、
事業で利用するマーケティングの手法やツール、デザイン思考のような検討時の考え方は、これらの贈り物やプレゼント、支援などにも活用できるのではと考えています。
3.送った相手からのフィードバックの重要性
上記のように、相手のニーズに応じた価値を提供するという視点でプレゼントや支援の種類や送り方、タイミングを検討して実施したら、
その贈りものが相手にとって役に立ち喜ばれたかというフィードバックも、特に贈った相手と継続的な関係を築く場合には重要となりますね。
モノや情報などの種類を問わず、贈りものが相手にとって、タイミングも含めて不要だったり不足だったりする場合も想定して、事前の検討に加えて、贈った後にも、被災者の方々などの場合は、直接フィードバックをいただくことは難しいため、支援者の方々や被災者を取材しているメディアなども含めて、相手やその周りなど、複数の情報源からフィードバックを受けることが、相手に役立つプレゼントや支援を贈り、相手との関係を構築し維持するためにも必要と、自分自身の失敗を含めた経験も踏まえて考える次第です。
【今日のまとめ】
最後までお読み頂き、有難うございます(*^^*)!
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見出し画像:Erika VargaによるPixabayからの画像