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復職するときにしたこと〈働き始め編〉
こんにちは。
今日は、ずっとnoteを見させていただいているひらやまさんがすてきな記事を書かれていたので、僕も真似したいとおもって書いてみました。
ぼくは学生時代、いろんなことをとにかくやりたいやりたいという衝動にかられすぎて、実はそこまでやりたくないことまでがんばって、抑うつ状態になってしまったことがあります。大学は兵庫だったのですが、福岡の実家に帰り、引きこもっていた時期がありました。
3ヶ月ほど引きこもり、兵庫の借りていた家の契約をおわらせた時に、
このままではほんとにやばい、今のままでは嫌だ
という気持ちがわき、何とかこの状態を抜け出したいと思い、求人を探して、商業施設とオフィスの清掃アルバイトを始めました。
仕事探しで注意したこと
①無理をしなくても自分ができることか?(頑張らなくていいことか)
②一日の勤務時間は短くできるか?(3〜4時間程度)
の二つを特に意識しました。
とにかくテンションの高い状態で意思決定をしてしまうことがあったので、その時は興奮していて決断した時はよっしゃぁぁってハイなのですが、
やりはじめていくうちに、「なんでこんなことをやっているんだろう」という気持ちが湧いてきて、苦しくなるパターンが多かったです。
自分の行動と気持ちのギャップを生じさせたまま働くことは、とても苦しいことなので、ほんとうに確実にできることを選ぶよう意識しました。
でもこれがまた、難しいんですよね
ここで難しいのは、
【そんな簡単なことをしている自分ダサい】
という感情との向き合い方と思います。
学生の時はベンチャー企業への就職などに興味がありましたが、それと清掃のアルバイトを比較したときに、とんでもないむなしさを、やるぞやるぞ時代の自分だったら感じていたと思います。
そのむなしさがあるということは、「まだ俺はできるんだ」という心のしこりがのこっていることだと思うので、もう少し休むか、めちゃおせっかいですけど家のお手伝いから始めることをおすすめします。
一人で自分のお昼ご飯を作るということからぼくは小さな自信をためていた気がします。
こんなことを言いながら、しっかり自分も焦って失敗をしました!
失敗したこと
「早く兵庫に帰りたい」という焦りがあり、同時にコールセンターのアルバイトも始めたのです。
コールセンターはとても時給が良いんですよね。それが早く兵庫に帰るお金を作りたいという気持ちに拍車をかけました。
コールセンターのアルバイトは、一日ずっと電話をかけなければならず、多少の営業要素もあり、「このままやっていくとまた元どうりになっちゃうんじゃないか」という心配が積み重なっていきました。
働きながらドクドクしちゃったんですよね。そうなっている自分がこわかったです。
それで1ヶ月でコールセンターのアルバイトはやめました。
やめることを派遣会社の人にいう時はめちゃくちゃ勇気が入りました。
(派遣会社 という4文字熟語だけでなんか威圧感かんじちゃいます)
やめる旨を電話で伝えたところ、会った時とは想像もつかない怒鳴り声でキレられたことを覚えています(体がビクビクしてしまったのも覚えています。)こわかったなぁ。
それでもやめる判断ができたことが、その後の良い流れになったなとおもっています。
できて嬉しかったこと
その後合計で3ヶ月清掃のアルバイトを続けることができました。
今でもこの経験は誇らしいです。これは僕にとってとてもひそかな、しかし地に足のついた自信になりました。
何かすごいこと を行うことで自信をつけてきた自分が、お仕事が続いた ということに誇らしいというか嬉しい気持ちがわきました。
清掃のアルバイトの休憩室は、18才で高校を卒業してすぐ正社員で働いている子とか、やさしいおばちゃん、メガネをかけたおだやかおじさんバイトリーダーもいて、そのゆるい人間関係に癒されてました。
18才の男の子ははじめ無口だったのですが、最後の方は恋愛相談もしてきてくれたり、そんな何気ない会話が本当に癒しでした。
3月中旬から兵庫にもどることが決まっていて、最終日、バイトリーダーが「また帰ってきたら戻ってきて」と言って下さったこと、一緒に働いていたおじさんが最後だからと言って飲み物を買ってくれて、乾杯して、東野圭吾に最近ハマっているという話をしたこと。
今でも電車で清掃の方を見ると当時を思い出しますし、こっそり心の中であの人たちのことを勝手に重ねています。
まとめ
むりしないでってほんとうに難しいことだと思います。
僕なりのむりしないとは、焦りと迷いが混じりに混ざってもうわかんねえよどうにでもなれと思いながら、なにもしないことだと思います。
なにもしないということができている。
この文章を書いているのは、コロナで在宅勤務が1ヶ月続いてる時なのですが、なにもしない、いわゆる暇と戦う事って改めてむずかしく、強敵だと感じています。
でも、まさか、
あの時引きこもってて良かったかも、
あの時と似た感じかも、
ある程度引きこもりに対して免疫あるかもしれない、
なんて当時のことをすこし前向きに捉えなおせるとは、今まで1ミリも思っていなかったんです。ずっと負の遺産でした。
冒頭にもお伝えしましたが、僕は関西の大学に通っており、アルバイトを始める前に関西の家からでなければならなくなりました。
関西から家がなくなったことはとてもとてもとても、ほんとにショックでした。
それが「このままではいけない」と思えたきっかけでもあります。運が良かったと思います。
おいおい、結局まとめは運かい、なんだよって
当時の僕がこの文章を読んでいたら思います。
でもわかんないですけどその運は、なにもしていない隙間に飛び込んできたのかもと、この文章を書きながら感じました。
そんな瞬間が来るまで待つことも耐え難いです。
ふざけんなって感じだと思います。
それでも今日を少しとどまれる文章になったのであれば、ほんとうに嬉しいです。長文お読みいただき有難うございました。
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