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【旅暮らし】思い出上手の安住さんの話。

今回は旅の話そっちのけで、単純にイイなと思った最近の話をひとつ。

私は「安住紳一郎の日曜天国」というラジオ番組が好きだ。

特別ラジオフリークでもない私がなんだかんだ毎週楽しみにしている番組のひとつで、特に散歩のお供として重宝している。ちょうど良いのだ、捗るのだ、散歩が。

なぜかというと、程よいから。
入りの挨拶も、天気の話も、テーマに沿った投稿メールも、短めのニュースも、ゲストの話も何もかも。なかでも安住さんがちょいちょい話す身を削ったオモシロトークは絶妙で、クスッとしたり思わずほ〜〜〜と感心してしまったり。

最近印象に残っているのが、思い出上手の安住さんの話。
人は忘れていく生き物。悲しいことに、辛いことも楽しいことも綺麗な景色も…すべてを忘れるわけじゃないけど、すべてを覚えていられるわけでもない。
そこで大切になるのが、関連記憶というもの。
つまりはエピソード記憶である。

安住さんはどこだかの地域の桜が綺麗だったことを記憶するため、帰りに文房具を買ったと。あの文房具を買ったあの場所、ということで記憶に定着させるそうだ。メモや写真とはまた違う、面白い思い出の残し方だなと感心した。

私は今旅の途中なので、見るもの全てが新鮮で記憶にも残りそうだけど、油断してはいけない。新しい場所でも4日も経てば慣れるのだ。

人は慣れる生き物。そのことを忘れず、安住さんを見習って思い出上手の称号を手に入れたいと思った日曜の夜。

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