No.1447_通園バスの園児置き去りを無くす方法
今回は・・・
「通園バスの園児置き去りを無くす方法」
ビジネス(儲け)を抜きにして、考える時だと思うのです…
「通園バスに園児を置き去りにして死亡させた事件で、
元園長に禁錮1年4ヶ月の実刑判決が出ました」
と言うニュースを見て、
・なぜ、このような悲惨な事件が起きてしまうのか?
・なぜ、根本的な解決ができないのか?
そのことについて考えてみました。
大事なことは、
このような事件が、今後二度と起きないためには、
どうすれば良いのか?
ビジネス(儲け)を抜きにして、
考えることだと思うのです。
そもそも、
「バスに園児を置き去り」するような事件が起きると、
繰り返し行われることは…
・関係者の責任追及(誰が悪いのか)
・安全管理の徹底(今後、新たにどんな対策を講じるのか)
これらについて論じられるだけになっている
ような感じがするのです。
いくら「安全装置の取付」や、「安全管理の徹底」などの
項目を増やしても、完全にゼロにすることは、
難しいでしょう。
なぜなら、人間は慣れると手を抜く生き物だからです。
まして、管理項目が増えて、やることが多くなると、
担当者の注意力が低下することでしょう。
つまり、対策をいくら増やしても、
根本的な解決には至っていないのです。
でも、実は根本的な解決方法はあるんです。
ただ、いろいろなしがらみや、世間体を気にして、
誰も声に出して言わないだけなんです。
ここで、私が会社員の頃に行われた
実例をあげてみたいと思います。
それは、「FAXの誤送信」が、
無くならないことでした。
・送信先は事前に登録しておくこと
・送信時には、必ず二人で確認しながら送ること
・一度に送るのは、一箇所だけにすること
いくら確認項目を増やしたり、
注意喚起をしても、
「FAXの誤送信」がゼロになることは
ありませんでした。
そこで、会社が行った「最後の手段」が、
「職場からFAXを無くすこと」でした。
最初は色んなところから反対や不満の声も
ありましたが、
結果的にFAXが無くなったことで、
「FAXの誤送信」はゼロになったのです。
その上に、仕事も前よりも効率化できるように
なったのでした。
そこで、
通園バスに園児を置き去りにすることを
完全に無くすための解決方法とは、
「通園バスを無くすこと」
これしか無いじゃありませんか。
何時間もかけて、遠くから園児をバスで集める
今の状況こそが、おかしいと思いませんか?
「通園バスを廃止」して、園児は、親が幼稚園に
連れてくるようにすれば、
通園バスに園児を置き去りにすることは無くなります。
今の状況は、
・親は、自分が楽だから通園バスに園児をあずける。
・幼稚園は、多くの園児を確保したいから、バスを運行する。
つまり、双方にとってメリットがあると思ったから、
生まれたシステムなのです。
でも、それは「大人達」が勝手に描いたメリットであって、
子供達が望んでいるわけでは無いのです。
私は、「通園バスを廃止」する以外に、
このような事件を無くすことは難しいと思うのです。
そろそろ、ビジネス(儲け)を抜きにして、
子供達の立場に立って、考える時ではないでしょうか。