木内昇

小説を書いています。

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最近の記事

惣十郎 新帯 0913

惣十郎浮世始末の帯が新しくなりました。同じく金系ですが、紙も変わってキラキラしております。コメントをくださった方々、ありがとうございます。引き続きよろしくお願いいたします。 今出ている婦人画報で、有吉佐和子さんの和歌山を訪ねた記事を書かせていただきました。有吉玉青さんにもお目にかかれて、本当に楽しい旅でした。帰りは例の保守車両脱線のために終日新幹線が止まるという日に当たってしまったのですが、カメラマン氏のマネージャーさんの機転により、運良くエアで無事帰ってこられました。しか

    • 声のライブラリーなど 0823

      だいぶ先の話ではありますが、近代文学館主催の声のライブラリーに参加します。ノンフィクション作家の堀川惠子さんとのトークです。公開対談ですので、ご興味のある方はぜひ。私は話がほんとに下手なので、堀川さんにおんぶに抱っこで進めたいと思います。 惣十郎はインタビュー、書評などなどいろいろ取り上げてくださりありがとうございます。ひとつひとつここでも取り上げつつお礼をお伝えできればいいのですが、ぼんやりしているうちに時期を逃しております。ただ中公さんのXで随時紹介してくださってるので

      • 惣十郎 品切れが解消されつつあります 0726

        オリンピックがはじまります。通常よりスパンが短いとはいえ、このあいだ東京五輪だったのに。早い。「かたばみ」で悌子さんを書いたので、北口選手の試合は必ず見るつっもり(もう十分に頑張っておられると思うので、頑張れとは思わず、観戦したいと思ってます)。私はソフトをやってたものの肩が弱く、それが悩みのたねだっただけに、あのようにしなやかな投擲を見るとうっとりします。 さて、惣十郎。Amazonでかれこれひと月近く品切れを起こしています。入荷してもすぐなくなり、ということを繰り返して

        • 五十嵐大介挿絵展 0606

          惣十郎浮世始末刊行を記念して、1年以上にわたって素晴らしい挿絵を描いてくださった五十嵐大介さんの挿絵パネル展が丸善丸の内店で開催されます。惣十郎はもちろん、梨春や完治、お雅などなど(あ、佐吉も)が登場します。 お近くの方は是非是非ご覧ください。 またこのあと、浅草くまざわ書店でも同様の展示をする予定だそうです。 浅草は惣十郎の受持地域。小説の舞台でもあるので、こちらも是非是非。 丸善丸の内店も、北町奉行所の近くですな。 とても人気の漫画家さんなので、お願いできるかなーと最初は

        惣十郎 新帯 0913

          惣十郎浮世始末 0520

          6月7日に中央公論新社から発売になります。読売新聞の連載小説です。 挿絵を描いていただいていた五十嵐大介さんに装画を、川名潤さんにデザインをしていただきました。惣十郎は顎をさするのが癖なのです。五十嵐さんとは一年間ご一緒させていただいたので、感無量です。 そして、川名さんのデザインのすばらしさよ!ありがとうございました。 これはカバーの表1(前面)ですが、その他のところにも細かな工夫が凝らされています。 ぜひ、手に取っていただければ幸いです。 あろうことか五十肩になってしま

          惣十郎浮世始末 0520

          惣十郎 0508

          「惣十郎浮世始末」が本になります。読売新聞朝刊連載の捕物帳です。 装丁があがっているのですが、もう、ほんとーに素晴らしいです。 まだ若干の修正があるかもとのことで、公開はもう少し先になりますが、五十嵐さんの絵も、川名さんのデザインも(書体は作字かな)気を失いそうになるほど最高です。お二方なので、きっとすごくよいものになるだろうと思ってはいましたが、想像のはるか上をいく仕上がりでした。 うれしくて、フライングでご報告。 庭の花あれこれ(意味はない) 上のトリミングがおかしなこ

          惣十郎 0508

          バラ書三賞読書会 0211

          直前のお知らせですみません。 本日21時から、X(Twitter)で書店員の山中さん、飯田さん、ほんまさんとトークをします。Xをやってなかったため、急遽アカウントを作ってもらいました。なんか、音声だけが流れるみたいです。アカウントはできたものの、使い方がさっぱりわからないので、今日が終わったら、継続して使うことはないと思うのですが(つぶやくようなこともないため)、とりあえず本日はXでのトーク会に参加します。 先日、一度皆さんと接続のテストをしていただいたのですが、今回入れるか

          バラ書三賞読書会 0211

          山中賞受賞! 0116

          もう一月も半月過ぎてしまいましたが、今年もよろしくお願いします。 高知のTSUTAYA中万々店の書店員、山中由貴さんによる「みなさんにどうしても読んでほしい最高に面白いと思った小説に贈る賞」が山中賞です。 第10回となる今回、「かたばみ」がめでたく受賞しました。う……うれしい!うれし過ぎる。 書店員さんの読書量のすごさ、読みの素晴らしさを常々尊敬しているだけに、こうして選んでいただくのは本当に冥利に尽きるというか、励みになるというか、光栄なことなのです。 山中さん、ありがとう

          山中賞受賞! 0116

          今年もお世話になりました。1231

          鹿児島での講演にお越しくださった皆様、ありがとうございました。とてもいいところで、図書館の皆さんもよい方ばかりで、滞在中はすっかりくつろぎました。 桜島はかっこよく、日豊線からの景色には感動しました。 今年はプライベートでは大変すぎる日々だったのですが、「かたばみ」を刊行できたこと、読売新聞連載の「惣十郎浮世始末」も無事完結できたことは、よかったです。この年末にいくつかのうれしいお手紙もいただいたので、終わりよければすべてよし、と自分を慰めています。 苦手で極力避けている飛

          今年もお世話になりました。1231

          惣十郎浮世始末  了 1124 

          一年と少し続いた読売新聞朝刊連載「惣十郎浮世始末」、本日連載終了しました。 担当の記者さんはじめ、とてもいい環境を作っていただき、ありがとうございました。また、折々に読者の方からお手紙やお葉書をいただき、とても励みになりました。電話やメールなどでいただいた感想なども、とてもうれしかったです。 挿絵の五十嵐大介さんにも感謝いたします。 来年には単行本になる予定です。よろしくお願いします。 明日からは多和田葉子さんの小説がはじまります。 非常に楽しみです! 先週は、松山の坂の上

          惣十郎浮世始末  了 1124 

          読書会ありがとうございました 1017

          先日、東京新聞主催の「かたばみ」読書会が開かれました。たくさんのご応募をいただいたようですが、抽選(なのかな?)で、40人ほどにお集まりいただき、いろんなお話をさせていただけて、とても濃く、楽しい時間でした。 北海道や名古屋、豊橋など遠方からいらした方、手作りの地図を作ってきてくださった方、また素敵なお手製グッズをプレゼントしてくださった方、ご自身の書かれた書評をお持ちくださった方、かたばみの鉢寄せを作ってきてくださった方などなど。直接質問にお答えできなかった方も、こちらから

          読書会ありがとうございました 1017

          かたばみ読書会 0915

          10月14日、東京新聞主催で、「かたばみ」読書会が開かれます。読者の方をお招きし、「かたばみ」についていろいろ語り合うという会です。ご担当のK氏が、いろいろとお楽しみ企画を考えてくださっています。よろしければ是非ご参加ください。私も参加するつもりです(あたりまえですが)。 夏の猛暑が続いているのに、秋の光になっているのが不思議な日々です。 読売新聞連載の「惣十郎浮世始末」を書き終わり、ホッとひと息の日々。紙面連載自体はまだまだ続きます。引き続きよろしくお願いいたします!

          かたばみ読書会 0915

          かたばみ 再サイン会 0824

          ゑいじうで今月5日に行ったサイン会にはたくさんの方にお越しいただき、ありがとうございました。伊波さんの個展は長く続いていまして、その間にもサインを求めていらっしゃる方がちらほら。ということで、せっかく会期も長いし、もう一度サイン会をしようということになりました。 日時は、9月2日(土)の17時〜 お店の再注文分にサインを入れに行く感じですので、もしお時間が合う方がいらしたら、すでにお買い求めになった本にでもサインを入れさせていただきたいと思います。よろしくお願いします。 ア

          かたばみ 再サイン会 0824

          かたばみ もうすぐ発売です 0731

          新聞連載をしていた「かたばみ」、8月4日に発売になります。 とても楽しんで書けた小説なので、是非手にとっていただきたいです。 しかし、下の写真の通り、分厚いです……。 8月5日の「ゑいじう」さんでの伊波さんの個展のサイン会は、私はてっきり伊波さんメインだと思っていたのですが、そうでもないということを伊波さんからのメールで知りました。 私のサイン会……いったい誰が来るというのだ……。閑散としそうなので、お近くでお時間のある方は、人助けだと思ってお越しいただけるとうれしいです。

          かたばみ もうすぐ発売です 0731

          かたばみさしえ原画展の場所 0711

          暑い……ちょっと動くだけで汗だくです。 先日お伝えした「ゑいじう」でのさしえ原画展、地図とご案内は上記のポストカードをご参照ください。写真を添付したら、なんだかぼんやりしてるので、下にも一応貼っておきます(アナログですみません)。 8月5日のサイン会では、お越しいただいた方に特製しおりをお配りするそうです。17時〜と遅い時間からなのですが、是非お越しいただければうれしいです。 よろしくお願いいたします。

          かたばみさしえ原画展の場所 0711

          かたばみさし絵原画展 0622

          新聞連載時、かたばみの挿絵は伊波二郎さんに描いていただいていました。この絵がなければ、この小説は成り立たなかったというくらい重要な存在でした。悌子さんも権蔵さんも、伊波さんの絵で立体的になった気がします。読者の中には小説より伊波さんの絵を楽しみにしていたという方も多いのではないでしょうか。 原画展をしてほしいというお問い合わせなど、伊波さんのもとにたくさんあったそうです。そこで、四谷三丁目の「ゑうじう」というギャラリーにて原画展を行います。8月5日から9月18日までというロン

          かたばみさし絵原画展 0622