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なぜ、マニアックなプラットフォームを使うのか?

冒頭にうれしいご報告です。
私が挑戦中のクラウドファンディング、無事に2ndゴール80万円を達成致しました!!

現在69名の方より805,995円のご支援をいただいております。
応援下さる皆さん、本当にありがとうございます。

スタートから10日を過ぎたあたりから停滞期に入り、ご支援ゼロの日もありました。

正直、どんどん数字を伸ばしていく他のプロジェクトを見ながら焦ったり、「私の影響力なんて」とイジイジしたり。(一瞬ですが。)

でも、これってクラファンに限らずで。

人と比べて気が焦っても、自分の「ない」部分に目を向け、いじけて自信なくしても、結局は気分が落ち込むだけ。

何も変わらないんですよね。

行動しか、現実を変える手段は何もないんですよね。私はそれを遠回り人生で散々痛感してるはずなのに、苦しくなると足が止まってしまいそうになります。頭でっかちになってしまうからです。

頭がでかすぎると、うまく走れません。
とにかく行動するしかない、と著しい停滞期でも動くことにしました。

個別に声をかけさせて頂いたり、プロジェクトシェア拡散を呼びかけたり。予想以上に皆さん快諾下さって、真面目に生きててよかった。(そこか!笑)

個別連絡にご快諾いただいた皆さん、プロジェクトのシェア拡散下さった皆さんへ、心からお礼を伝えたいです。

ありがとうございます。

ここから、最終ゴール123万円という山を登っていきます。あと23日。

応援してもいいよ、という方はこちらのページよりご支援頂けると嬉しいです。

前置き長くてすみません。
以下、本題です。

今日は、クラファン中によく支援者さんに言われることからヒントをいただき、綴っていきます。

その「言われること」というのがこれ。

「変わったプラットフォーム使ってるね」
「何このプラットフォーム?!」
「マニアックだね!(笑)」



おっしゃる通りです。率直なご感想です。

それもそのはず。
あなたは、クラファン支援したこと、プロジェクトを実行したことがありますでしょうか。

ない場合も、”クラウドファンディング”と聞くとどんなプラットフォームが思い浮かぶでしょうか?

Campfire, ReadyFor, makuake等、メジャーなサービスは沢山あります。

こうしたプラットフォームを使えば、支援登録者数も多いので、多くの支援を受けることができます。

一方、私が使っているプラットフォームは
”For good”。

・・・・・

えっ?何?? 

聞いた事ないですよね、きっと。笑

ご存知なくて当然です。
何故ならこのサービスは4-5月にリリースされたばかりだからです。

しかも、リリースしたばかりの時はサービス名が『レスキュー』でした。でも、6月にサービス名も変更になっています。


加えて、支援者の登録者数も多くはありません。イコール、知人友人以外の人からの支援が集まりにくいわけです。

おまけに、新サービスはバグがよく発生します。つい昨日もバグが発生し支援者さまへお詫びのご連絡をしたばかり。

では、私がなぜ支援が集まりにくく安定しない新サービス”For Good”を選び使うのか?
#悪口じゃないです

今日はそんなお話です。

私が”For Good”を使う理由

1. コンセプト

1つ目の理由がサービスコンセプトです。

私たちは、「助けたい」という気持ちはとても尊いものだと考えています。その気持ちのもとに集まった寄付を、1円でも多く活動現場に届けたい。そんな想いで、寄付を“全額”実行者に届ける、新しいクラウドファンディングの仕組みをつくりました。

さらに、クラウドファンディング未経験の方でも「とにかく簡単に始められる」ことにもこだわりました。みんなで助け合うことが当たり前になる。そんな社会を、私たちは目指しています。

For Goodサービスサイトより抜粋

クラファンって、すごく敷居が高くて専門チームを雇わないとできない大プロジェクト、そう思っていませんか?

準備段階で諦めてしまったり、運営が大変すぎて実際のプロジェクト遂行にまで手が回らなかったり。 私もそうしたイメージが強く資金集めをクラウドファンディングでやろうと言う選択肢を考えていませんでした。

でもこのサービスが新しくリリースされたのを知り、「自分でもできるかも?」と希望が生まれたんです。

このサービスを運営しているのは社会起業家を育成している株式会社ボーダレスジャパン。貧困、環境問題、ジェンダー問題、教育問題等、世の中にある社会課題といわれるものをビジネスで解決する、というミッションをもとに運営している会社です。

「誰かすごい人だけが社会を変えるのではなく、皆が関わる形にしていきたい」

このボーダレスのコンセプトにもとづくFor Goodは、目標額10万円でも20万のような少額でもチャレンジしやすいクラファンサービスです。

私は最初、サービスリリースすることは知っていたのですが、使う予定はありませんでした。でも、友人がクラファンをやると聞き「相談だけでもしてみたら?」と声をかけられ、相談だけすることに。
実際に相談してみたところ、スタッフの方がとても親身に相談に乗ってくださり、結果自力でやってみようと決意しました。

次に、サービスコンセプトに加え私がいいなぁと思ったのは、ボーダレスジャパンの田口社長のインタビュー記事。

私がこのサービスを使おうか迷っている時、これを読んで即断しました。
心に響いた言葉を抜粋します。(抜粋多すぎ問題。ファンです。)

「誰かすごい人だけが社会を変えるのではなく、皆が関わる形にしていきたい」というのが、僕の一貫したテーマです。パワーのある起業家が社会を変えていくのも一つの形ですが、きめ細やかで、マイノリティが取り残されない社会を作っていくためには、実践者が多いほうがいい。小さくてもプレイヤーが多い状態を目指したいのです。

クラウドファンディングは身近になってきましたが、実践している人はあまり多くはありません。従来のクラウドファンディングは、準備も大変ですし、大きな予算を掲げて1~2か月をかけて必死で目標額を集める必要がありました。手数料も高いため、プロジェクトも自ずとその手数料を払ってでも成り立つものに絞られます。そのため、ある程度の規模の大きい団体やNPOが、大きなプロジェクトの資金集めに使うというケースが多いのです。

でも、僕はクラウドファンディングの本当の価値は個人が自分のまわりで困っている人に気づいたときにアクションを起こせることにあると思っています。例えば、コロナ禍で知り合いの飲食店がつぶれそうになっているとき、その家族に当面の仕事が見つかるまでの生活費の数十万円を自分が代わりに集めることだったり。大きな団体のプロジェクトだけではなく、個人が自分の気づきとしてアクションを起こせるようなものになってほしいという思いがありました。

もう一つ、友人の団体がコロナ禍で困っている山小屋を支援するためにクラウドファンディングで6000万円近くを集めたのですが、その際に1000万円近い手数料を請求されたという話を聞いたんです。友人は、その手数料を皆の善意のお金から引いてしまうことがどうしても納得できず、団体で手数料分の金額を立て替えました。この話を聞いて、誰かを助けようとする案件に関しては、手数料を限りなく低くすべきだと思いました。

手数料が0円だからいいよね、という話ではありません。実現したいのは、もっと多くの人に実践者として関わってもらうこと。そして、それによって本当に社会で起こっていることをあぶり出し、ジャーナリズムの役割を果たすことです。

例えば、家庭内暴力から子供を救うシェルターホームのためのクラウドファンディングがあります。そういう問題があるというところまでは世の中に伝わっていると思います。でも、そのプロジェクトを行う支援団体に、お金がないから野球部に入れないという高校生が相談に来たときに、彼が野球部に入って活動を続けるための年間10~20万円の費用を、団体費からは支援できません。

でも、子供たちが実際に置かれている貧困のリアルな状況は、こういうところにあります。レスキューのクラウドファンディングだったら、彼が野球部で活動するためのプロジェクトを立ち上げられる。そうすると、「シェルターホームを作るためのプロジェクト」では見えてこなかった、個人に起こっている事象がたくさん見えてきます。そのように、クラウドファンディングだからあぶり出せるリアルがあると期待しています。

クラウドファンディングというものをもっと身近で手軽なものにして、最終的にはスマホ一個で簡単に立ち上げられるものにしたいと考えています。

『ボーダレス・ジャパン田口氏に聞く。「手数料0%」クラウドファンディングの狙いとは?』

今よく話題に上がるSDGsには、「誰一人取り残さない社会をつくる」というメッセージがあります。「誰一人取り残さない」というのは、これまでどの時代でもどの社会でも実現できていないことですから、これができたら、人類として本当に大きな発展になります。今の世の中が求めていることってそういうことだと思うんです。

現代社会では大きな問題は解決されつつあっても、マイノリティという言葉があるように、陰で人知れず苦しんでいる人がいます。大きな行政やビジネスの仕組みでは効率が悪いため、対処できないことがとても多くあります。

そこで大切なのが市民参加です。課題に気づいた人が声をかけて、「ここに困っている人がいます」という旗を立てる。旗を立てることは素晴らしい仕事なので、旗を立てた人を皆で応援する。「よく見つけた」といって、皆で支援する。そういうことができたらいいなと思うんです。

現代の複雑な社会の中で、課題はあっても、放置されないというのが一番大切です。誰も放置されない社会を作っていきたい。「レスキュー」はそういう意味で、ジャーナリズムに寄与できるものにしていきたいと思っています。

『ボーダレス・ジャパン田口氏に聞く。「手数料0%」クラウドファンディングの狙いとは?』

この太字にした部分、素敵だなって思いました。
プロジェクトを通して、実行者も支援者も一緒に社会課題に取り組む”チーム”になってほしいという意識がすばらしいなって思いました。

今まで自分がクラファンで支援してきて思ったのは、支援したら「がんばってねー」と実行者へ全てを託して終わる感覚があり、その後の繋がりがないなぁ、というのを感じていました。お小遣いをあげたような気分というか。その後どうなったのか追いかけられないというか。

一方、For Goodのコンセプトは、支援者も実行者も「チーム」のような意識を持って課題に取り組みやすいよう、LINEで繋がる仕組みがあったりと「自分も同じ船に乗っているんだな」という気持ちになるコンセプトに共感しかありませんでした。

それに加えて共感したのは、小さなプロジェクトだからこそ、今まで光が当たりにくかった、見えにくかった問題が見えてくるというジャーナリズムなんだ、という話。

実際、他のプロジェクトを見ても、私の知らない社会課題が多く取り上げられていて、「自分の周りにもあるんじゃないか」と社会を見る意識が変わるきっかけにもなるなぁと思います。

こうして誰でもハードル低くトライできる仕組みだからこそ、誰もがアクションを起こしやすいシステムであることに共感しました。

2. 手数料無料

これは誰にとっても魅力的ではないかと思います。
私もクラファンでたっぷり何十%ととられてしまう手数料に前々から違和感を持っていました。

支援者側目線でも、これは仕方ないとはいえ、心地のよいお金の使い方ではありません。せっかく寄付してもたっぷり中引きされてしまうと、何のための寄付なのかと思ってしまいます。

今回、実際私を支援くださる方から「クラファンは手数料とられるから、直接口座振込してもいいか?」というお問合せを何件もいただきました。
For Goodのことをよく知らずに寄付する方は「クラファンは手数料を引いた額しか実行者へ渡らない」という認識で躊躇していたことも知りました。

手数料無料である点をご説明すると、そうした方にも賛同いただけたので、今まで感じていた支援者のモヤモヤも払拭できるサービスなのだな、と確信しました。(For Goodの中の人みたいな発言。)

そこを上手に解決したサービスという意味でも、支援者さんにも気持ちよく寄付いただきたいと思い、For Goodを利用しています。


3. 運営会社ボーダレスジャパンへの恩返し

最後の理由は、ずばりボーダレスジャパンさんへの恩返しです。

私は昨年同社が開催している社会起業家アカデミーに参加しました。
(詳細は別記事に綴っていますで、ご興味ある方、リンクはこちらです)

私はこのアカデミーで最高の仲間たちと出会い、自分の想いを深く深く掘り下げることができました。そんなボーダレスさんが新サービスとしてFor Goodを立ち上げたのを聞き、どうせクラファンをやるなら応援したい企業さんのサービスを使いたいと思ったのが、1番の理由です。

加えて、サービス立ち上げ期はシステム障害が起きたり仕様が変わったりするものです。そうした時期だからこそ、バグ出しやフィードバックをしながら、For Goodのサービスがどんどん成長することに貢献できればと思い、利用しています。

ボーダレスさんにとっての新サービスへの挑戦に、私の挑戦を乗せて一緒に成長したいなぁ、という想いも兼ねています。
※誤解ないように言うと、私はボーダレスさんの回し者でも何でもありません。

「買い物は投票」同様に、使うサービス、プラットフォームの「選択も投票」であり、自分なりの意思表示だし生き様だと思ってます。

まだまだバグの発生、アカウント登録等、支援者さまにはご面倒をおかけしてしまうかもしれませんが、ボーダレスさんとソラシスの2社の挑戦を同時に応援いただいているという気持ちで、おおらかな気持ちでお付き合いいただけたら幸いです。

《あなたのお力を貸してください》


《クラファン特設ページ》

支援者様のお名前やこれまでの軌跡を記載しています。

《クラファン費用で輸入予定のドライフルーツはこちらです》


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おかたむらアキコ
いただいたサポートは、私の地元(宮城県仙台市)の児童養護施設へ寄付させていただきます。