私が育児時短勤務を取得するまで
私の学校では人事希望調査の時期がきました。校長に自己評価と人事調査表を手渡します。今年度は育児時短勤務を取得している私ですが、来年度の勤務について考えて考えて希望を提出しました。今年度に入り、教員をしている友達数名から「育児時短ってどうなの?」「どうやって取得するの?」と問い合わせがあるので、取得の経緯をまとめたいと思います。育児時短勤務など取得を考えている方の参考になれば幸いです。
自分の生い立ち
私は公務員の父と専業主婦の母のもと育ちました。小学校四年生に母が学校司書の仕事につきました。でも遅くなることはなく家事や三人兄弟の育児は母がメインで行っていたと思います。父も地方公務員で家族の生活リズムは同じ感じです。自分が育ってきた環境がベースで、良くも悪くも自分の子育てに影響するものだと考えます。
夫婦の家事育児バランス
地方で公立小学校の教員をしていて、結婚して子供を産んで、夫は別の業種で朝から夜まで仕事、休日も地域の行事や所属する団体多数のため、生活リズムは合いません。夫には家事も育児も頼れない。家を建てたことを機に、家事の負担が減るような家の作り、家具選びをしました。買い出しと調理、育児全般担当の私と、掃除洗濯や食事後の後始末は夫担当です。みなさんのご家庭と比べるとどうでしょうか?「収入5、家事2、育児0夫が離婚を申し出た」後日記事にします。
育児時短勤務を取得するとき
育休は2歳8ヶ月まで取得しました。私は夏休み明けに、無担任として今まで復帰しました。途中で病気休業の代わりに担任になりました。次年度は育児時短勤務をしたかったため、事務員さん尋ねると、数年前の資料を渡されました。校長には、自分で調べてと言われたので、自分で教育委員会に経緯を話して問い合わせました。教育委員会から校長に連絡があり、「時短勤務を取りやすい環境を作ってほしい」と言われたそう。最新の資料もいただけました。
復帰後のライフワークバランス
その後、子供の就学予定の小学校へ希望を出して子供たちの様子を見ることにしました。(以下、お隣小学校と呼びます。)小学校の隣にある保育園に入ったので、送り迎えや参観もしやすい利点があります。(以下、お隣小学校と呼びます。)保育園のお迎えは義実家に任せて、毎日1〜2時間程度、預かってもらっていました。「義実家に子供を預けることを辞めた理由」も今後記事にまとめます。
お隣小学校でも担任を務めました。
担任をすると、やはり定時帰りは難しいと思いきや、学級が軌道に乗れば2学期には勤務開始時刻で出勤し定時退勤も可能でした。日中は必死ですが。予期せぬトラブル対応や成績処理のため18時を過ぎることもありました。そうなると、義実家から子供を引き取って、夕食を作り食べさせて、入浴、寝かしつけ、、就寝時間は21〜22時のになるため、翌朝起きられません。毎日子供をぎりぎりに起こして、朝ごはんも適当に済ませて送る、、このぎりぎりサイクルに嫌気がさしたのです。仕事中は残業しないように仕事をこなし一息つく暇もない、疲れ切って帰ってきて、思い通りの育児ができない自分にも嫌気がさしていました。
子供の発達の心配を打ち明ける
1年間担任として死にそうになりながら頑張りました。1年間かけて、自分の子供の発達について心配していることを教頭にも話していました。言葉の教室に通ったり病院で検査したりしたいため、子の看護休暇も数回取りました。本当に理解のある校長、教頭に恵まれました。「こんなに考えて向き合ってもらって、お子さんは幸せだと思う」とまで言っていただきました。
いよいよ人事希望調査
11月の面談で育児時短勤務の希望を出しました。前年度に他の先生が取得されていたようで実績があったのです。本来は育児時短勤務の取得は子育てする先生の誰にでも与えられた権利なのですが、校長先生の理解とその学校で取得実績があるかが重要だと思いました。
1月には教頭と具体的な時間、期間を詰めて話しました。私の自治体では勤務4パターンほどあり、教頭からはできれば、毎日来て、授業も最大限入れるような時間帯にして欲しいと話されましたので、その通りに。どきどきしながら年度末に、取得が確定したときは嬉しかったです。担任かな?少人数かな?と心配もしていました。
次回は育児時短勤務を取得してからの働き方について記事にします。