サトウのび
オンライン文芸コミュニティ hoshiboshi (https://www.hoshiboshi2020.com/) さんが開催している140字小説コンテストに応募した作品を振り返っていきます。セルフリメイク、というよりスピンオフ。よかったらお付き合いください。
掌編です
自由な形式で気軽に自分の意見などを述べた散文
風の強い夜、急に俳句と短歌を作りたくなりました。 難しいですが、とても楽しいです。 一週間に一度、短歌と俳句を読んでいます。 季語選びはざっくりとしています。
冒頭800字で脳細胞を揺らす文学賞「逆噴射小説大賞」に応募した作品です。現在3作品。参加するたびに増えると思います。
風が強く吹いていた。それは大地、それを構成する砂と酸化鉄を巻き上げながら、獰猛に前進を続ける赤い風だった。 火星 チュヴァニ渓谷から北に8km ベースボールカード出現地点 通称 異常領域(アノマリー・ポイント) 四方に設置された照明が、まるで特別な記念碑(モニュメント)を照らすかのように、一枚のベースボールカードへと向けられていた。周囲の至るところに固定カメラが設置され、さらにその周りをカメラ付き探査車(ローバー)が走り回っている。人類は今日も24時間体制でこのベースボ
スーパーウルトラグレートベースボールについて シャバいですが投稿していたSUGB(13)を取り下げて書き直しています。 シャバいですが……。
It is an eternal memory and record. All Cards must be equally so. but. Here is a card. A crimson holoframe. A sand card of remembrance. The player's name is “Co Lo Bamo”. The picture is of a brown-skinned, slender, tall player and his be
みた。 しっかりとしたネタバレを含みます。 ラストマイルおもしれぇぇぇぇぇ〜 真面目な顔をしている感想はこっち 役者力(ぢから)がめちゃくちゃに炸裂していた映画でしたね! みんな強い。みんなすごい。それがバチバチにぶつかり合って物語をグングン進めていくので作中に飽きる時間がほぼないし、こちらの感情もむちゃくちゃ動かされました。 特に主役〜!!舟渡エレナ〜!満島ひかりさん凄かったですね。チャーミングで少し陰があって大胆不敵で繊細で。特にあの爆弾解体のとこ!早口
みた。 自分が創作をするとき、その舞台となる世界や出来事は限りなくファンタジーにすることが多い。なぜかといえばそれは現実がカスだからだ。失礼、汚い言葉を使ってしまった。自分が生きている現在、この世界、この次元、この時間が最悪でどうしようもないから、そういったものへの怒りや悲しみや憎しみや苦しみを原動力として、そういった「今このとき」から離れられるための物語を創る。つまり逃避のための創作だ。自分で創る以外、読んだり見たり遊んだりするのでもそういった物語が好きだ。ここではな
逆噴射小説大賞2024 めちゃくちゃダサいことを言いますが、ラーメン屋の店内から話を始めればもっと物語を拡げられたかもしれません。以上、めちゃくちゃダサいことを言いました。
F県K市。穢媚(えび)そば”はさみ”には今日も長蛇の列ができていた。 曇天。霧雨。泥濘んで。10年近くK市に太陽は出ていない。行列の客たちはその体をぐっしょりと濡らしながら、自分の番が来るのを待っていた。全員猫背で顔色も悪いが目だけは輝いている。昏く赤い光。さらに揃ってお箸のポーズだ。人差し指と中指以外の指を掌へ折り曲げて、泥濘へ水平ピースサイン。それを上下に動かし続ける。必死に幻想を啜るその姿はまるで、死骸に群がる蟹のようであった。 ズゾッ…ゾゾゾーッ… はさみ
豚。 夜の森を駆ける。 豚。 巨大な眼のような月に追われながら。 豚。 その顔に浮かぶのは、まるで人間のような苦悩の表情。 怒り。悲しみ。驚き。そして恥。感情に揺れる心は脳を輝かせ、その輝きに豚の顔は歪む。 この豚は人語を解し、そして話す。本を読み、そして学ぶ。哲学、歴史、科学、数学を学ぶ。貪るように。豚には知性があり、それに伴う理性があった。 だが。 今この時。 それに何の意味があるだろう。 イギリス・ウィリンドン。動物たちが革命を起こし、人間から勝
ちなみに第1話の推奨非公式エンディングテーマは『COZMIC TRAVEL』です。 https://youtu.be/ZZIur_FcAOw?si=hXYk8QtuXFI5pN4J
SUGBについて 第2話の推奨非公式エンディングテーマは『what a wonderful world』です。 https://youtu.be/rBrd_3VMC3c?si=g-trHvm5T1VC9bNP
青空の中を落ちてくる白球に因果巡は手を伸ばした。 広げたミットの中に白球が着地する。美しく。完璧に。 ザガラーテ・オ・ガラーテ(収まるべきものは収まるべきところに) 因果巡 18歳。 陽光がマウンドに立つ因果巡を照らしていた。初夏の風が吹き、彼の髪を優しく掻き揚げて、熱を持ち去って行く。四季は順調に動いていた。 学内に併設された小さなグラウンドだった。小さいが観客席もベンチも立派なスコアボードもある良いグラウンドだ。放課後、そこで友人たちと野球をするのが巡の
SUGBについて 遠回り、というよりもジョギング、ウォーキング、散歩みたいな本作ですが読んでくださって感想くださってありがとうございます。
SUGBについて 舞台は一瞬火星です。はいだらー!