チャチャをいれる、の間違った使い方。
モデルさん1人に対して、囲み取材をする報道陣のごとく各自いろんな手を加えていく。
髪の毛を触る人、
カメラをもちシャッターを押す人、
メイクをし手直しする人、
衣装の準備をし試行錯誤し合わせる人、
専門性を持たせるのであれば最低人数4人といったところか。
やろうと思えば
髪の毛とカメラをやる人、
メイクと衣装をやる人、
2人いればできなくはない。
まあ、やろうと思えば1人でもできる人はいるのだろけど、作品の持っていき方によっては大変になりクオリティに響いていく。
髪の毛をやる人は髪の毛だけに集中し細やかな動きを作っていき、カマラマンは光の加減に気を配り雰囲気を出す為にどんな露出を作るべきか、メイクの人はどこにアクセントをつけていくか最後の最後まで気をくばる。
この分業により納得のできるいい作品が生まれていくのである。
そしてここにプラス、アシスタントがいればより円滑に事は進めることもできる。
でもそれぞれがアシスタントを1人2人と連れてくると一気に10名程の人数になるのはよくある事。今日はあくまで、身内での撮影という事もあり各分野兼任のアシスタントの必要人数は2人だった。
そこに自分がご意見番として入り、客観的意見をぶつけ
「いい感じ〜」
とか
「うーん、どうだろうなー、もっとこうしたほうがいいかもなー」
など、チャチャを入れていく。
正直なところこの役の人は何もしない。髪の毛に触らないし、衣装にも触れない。PCの画面を見て口だけを動かすだけなので、立ちっぱなしで少し腰が痛くなるくらいだが、体力の消費はないのは間違いない。
このチャチャが、やる側と外側から見てる人の間にあり、一瞬やる側に振り向かせるという役を担っていると考える。
自分は良いと思っていても、実はそうでもなかったり、
やってみたけどどうなんだろうと自信が持てない時に、
「いい感じー」
というチャチャがはいるとより踏み込むことを後押ししてるのではないかとも思っている。
そういうやり取りが、チームとなって作品を作りあげていく場合にいいクオリティを生み出し、場の雰囲気の盛り上がりにもつながる。
チャチャをいれるを改めて調べてみたが、
茶々をいれる
人の話中に不真面目なことを話して真面目な話を打ちこはすことをいふ。
ここでいう、茶々はけして不真面目なことを言ってはいないことだけはハッキリさせておきたい。アドバイスというか、外側からの意見というか、ディレクションというか。
じゃあ、紛らわしいからつかわなければいいはなしなのだが、ご意見番としては若者たちが真面目にやるところに対し、茶でも入れてやりたいということにしておこうと、調べたあとに思いついたということはここだけの話にしておこう。