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手土産オタクが本気で選んだ!東京の百貨店で買える絶品ギフト

せっかく手土産を渡すなら、渡した相手に心から喜んでほしい。せっかくなら「なんてセンスのいい手土産を!感動したわ!」と思われたい。そんな欲望があるのはわたしだけではないはずです。

ただ、手土産選びってほんとうに大変。百貨店に行けば、ところ狭しとよさげな商品が並んでいてどれがいいか迷っちゃう。ネットにはいろんなまとめ記事があるけど、心からおいしいと思えるかはわからない。

結果、わたしは「気になるものはとりあえず全部食べまくる」という極論に到達しました。今回は、東京のさまざまなお菓子類を食べまくったわたしが「これは人にあげたい!」と思った手土産をご紹介します。


今回選んだ手土産の条件

手土産といっても、価格帯やジャンルなどはさまざまですが、今回は以下の基準で選んでいます。

  • お菓子類であること

  • 見た目がよくて、ちゃんとおいしいこと

  • 1,000~3,000円程度で買えること

  • ある程度日持ちすること

  • 個包装になっているなどでシェアもしやすいこと

  • 百貨店、駅ビルで買えること

  • 東京メインで店舗展開(東京以外では買いづらい)しているもの

日持ちのしない生菓子類は外しているので、「東京出張に来たからお土産として買いたい」「予定より前に買っておきたい」というシーンでも選びやすいはずです。

また、シェアのしやすさも重要視しているので「会社でばらまきたい」「相手がどのくらい食べるかわからない」というときでも安心して贈れると思います。

※公式がAmazonでの販売をしている場合はAmazonアソシエイトでリンクを貼らせていただいています。

【甘いもの】おいしいだけじゃない!見た目のセンスも◎なおすすめ東京手土産

まずは定番の甘いものから。甘いものの手土産はあふれかえるほどありますが、そのなかでもほんとうにおいしくて、そのうえ外装など見た目にもこだわりを感じる手土産たちを選んでみました。

AUDREY(オードリー)『グレイシア』

花束のような見た目がかわいいオードリーの『グレイシア』は、見た目だけじゃなく味も太鼓判を押せる手土産です。

なめらかなバニラクリームを、しっとり感も残しつつ、サクッと軽い食感に仕上げたラングドシャで包んでいます。上に載っているドライイチゴは程よい酸味で、甘さのバランスを程よく整えてくれているように感じます。

定番はバニラですが、チョコレートの味も。紙袋や箱もしっかりかわいいのも嬉しいポイントです。

PRESS BUTTER SAND(プレスバターサンド)『バターサンド』

プレスバターサンドの『バターサンド』は、その名の通り、バタークリームをクッキーでサンドしたお菓子です。

クッキーは硬めの食感で香ばしく、ふんわりとしたバタークリームと、トロトロのバターキャラメルとのハーモニーがたまりせん。いわゆる「カリトロ」です。

定番のほか、抹茶やストロベリー、マロンなど季節によってさまざまなフレーバーがあります。

外装のデザインは落ち着いていて、上質な印象があります。箱と個包装の袋の質感がとにかくいいので、高級感を感じられるのもいい感じ。

▼公式サイト

Berne(ベルン)『ミルフィユ』

ベルンの『ミルフィユ』は東京生まれのミルフィーユ。昔から東京土産の定番ともいえるお菓子ですが、さすが定番になるだけあって、ほんとうにおいしいです。

どんな人の舌にもなじみそうなクセのない、いい意味で「定番」の味がするチョコレートに包まれたミルフィーユは驚くほど繊細な断層。サクサクなのに噛むとふんわりほどけるような食感の生地と、やさしいクリームの味わいが絶品です。

一本一本、質の良い包装紙で個包装されたミルフィーユはなんだか特別感があって、ばらまきお菓子としてもおすすめ。これならばらまいても「ばらまき感」が出にくいです。

バターのいとこ『バターのいとこ』

那須生まれのお菓子ですが、東京でじわじわ人気を集めているのがこちらのバターのいとこ。

薄く、しっとりと柔らかいワッフル生地で、砂糖のジャリジャリ感が楽しいバタークリームと、濃厚なバターキャラメルをサンドしています。味的にはプレスバターサンドに近いものがありますが、こちらのほうがガツンと甘いので「甘いものがだーーーいすき」という人にあげるのにおすすめです。

定番のミルク味のほか、塩キャラメル、チョコレート、いちご、抹茶といったラインナップも。前に羽田空港店に行ったら、羽田空港限定のフレーバーもありました。

また、最近「いとこのラスク」という製品も販売されるようになったのですが、こちらも甘いもの好きにはたまらない味でした。しっとりめの小粒ラスクが分厚いチョコレートでコーティングされていて、ピーカンナッツなんかが好きなひとは絶対ハマると思います。

【しょっぱいもの】ちゃんと高見えする!味も間違いなしのおすすめ東京手土産

しょっぱいお菓子の定番といえばおせんべいですが、おせんべいって甘いものに比べるとなんとなーく安っぽく見えがち。(実際、価格の相場を比べるとむしろお煎餅のほうが高いのになぜ…)

だからこそ、甘いものが苦手な人向けの手土産を選ぶときに、何にすべきか悩んでしまう場合も多いはずです。

ここでは、そんなお悩みを解決してくれる、ちゃんとおいしくて、ちゃんとおしゃれなしょっぱいお菓子たちを紹介します。

赤坂柿山『ななこ』

「お米の香りとうま味を感じるおかき」をコンセプトにしている赤坂柿山は、「おせんべいってなんだか安っぽく見えがち」という偏見をドカンとぶっ壊してくれます。

和モダンで、高級感漂う外装に包まれたおかきたちは、どれも定番なのにどこか新しさを感じさせてくれる味わいです。

特に『ななこ』は食べきりサイズの一包装のなかに、懐かしさを感じるおかきも、いままでに見たことがないおかきも、さまざまなおかきを詰め込んでいるのが特徴。

絶対に外せない醤油や海苔、胡麻などはもちろん、チーズやオニオンを使った和洋折衷のもの、卵煎餅や抹茶といった変わり種まで、いろいろな味が楽しめます。

バラを模った鮮やかなパッケージは、老若男女だれからでも「おしゃれ」と思ってもらえるようなデザインです。

▼公式サイト

銀座あけぼの『それぞれ』

赤坂柿山よりももっと「定番じゃない感」を出したい人には、銀座あけぼのの『それぞれ』もおすすめです。

食べきりサイズの一包装のなかにいろいろなおせんべいが入っているのは赤坂柿山と同じですが、目を見張るのがそのラインナップの多さと斬新さ。紫芋やあんこ、納豆、八丁味噌など個性豊かな味わいのものが揃っています。

もちろん、定番の醤油や海苔、ざらめ、梅なども入っているので、ハメを外しすぎることもありません。味はやさしめで、年配の方にも喜ばれそうな印象。個人的には海苔の風味に感動しました。

ふんわりとした雰囲気でまとめられた愛らしい外装は、オーソドックスだけどちゃんと洗練されたセンスを感じられます。

ホタルノヒカリ

「せんべいはもう飽き飽きしてるんじゃ!!」という方にイチオシなのがホタルノヒカリ。珍味専門のお店で、珍味が入っているとは思えない、先進的でおしゃれなパッケージが特徴です。

ラインナップは和洋幅広く取り揃えていて、お酒のおつまみにはもちろん、ちょっとしたおやつにもピッタリ。

イカの一夜干しやエイヒレのようにポピュラーな珍味だけでなく、燻製鮭、スモークチーズなど洋酒にも合うようなものや、ソースかつのようなおもしろいものまであります。「珍味…ねえ…」と敬遠せずに、とにかくラインナップを見てみてほしい。

わたしが食べて気に入ったのは、「No.07 午前0時のシンデレラ(エイヒレ)」、「No.10 日本のACE(カラスミ)」、「No.39 Thank You (*^_^*(ジャイアントコーン)」あたり。

ギフトセットとして売られているものは3,000円を超えるものが多いので、単品で贈る相手の好みに合わせていくつか選んで、ギフトボックスで包装してもらうのがおすすめです。

御門屋『一息あられ』

これまでに紹介したものに比べるとおしゃれ度合いはやや下がるのですが、見た目なんかどうでもよくなるくらい、御門屋の『一息あられ』は本気でおいしい。これは自分用にリピートしてるくらい心からおすすめできるおかきです。

もち米の旨みや甘みを感じる味わいと、しっかりサクサクなのに、揚げ餅の概念がひっくり返されるやわらかさに感動します。

安定の塩がおいしいですが、黒胡椒も捨てがたい。もちろん海老や青のりもおいしい。ありがたいことに詰め合わせがあるので、手土産なら詰め合わせでの購入がおすすめです。

おしゃれ度は下がる…とは言いましたが、ちゃんと上品で「きちんと感」のある外装なので手土産としてまったく恥ずかしくありません。

ちなみに、御門屋のラインナップには『揚げもち』もありますが、『一息あられ』と『揚げもち』は微妙に味が違います。『揚げもち』のほうがもう少し噛み応えがある印象です。

【年配の方にもあげやすいもの】定番なのに新しい!おすすめ東京手土産

年配の方に渡すとなると、あんまりトレンドすぎるお菓子よりも、昔馴染みのあるお菓子のほうが喜ばれることも多いですよね。

「年配の方でも馴染みはありつつも、ちゃんと新しい驚きを感じてほしい」、そんなワガママを叶えてくれる手土産を紹介します。

麻布かりんと『かりんとぱれっと』

わたしのイチオシが麻布かりんとです。名前からもわかる通り、麻布十番に本店を構えるかりんとう専門店で、「かりんとうってこんなにおいしかったっけ!?」と衝撃を受けます。

昔懐かしい、かりんとうならではの甘みや食感はきちんとおさえながら、柚子、メープル、レーズン、いちご、カプチーノなどバラエティ豊かなフレーバーを取り入れています。

『かりんとぱれっと』も食べきりサイズの個包装ですが、さらに少量で個包装になっている『かりんといろは』もおすすめ。見た目も「古きを温め、新しきを知る」という感じなので、年配の方にも受け入れてもらいやすいイマドキ感がいい感じです。

ねんりん屋『ひとくちバーム』

縁起のいい贈り物としても古くから愛されているのがバームクーヘン。そんなバームクーヘン界に新風を巻き起こした(とわたしは思っている)のが、こちらのねんりん家。

ねんりん家には昔ながらの一輪タイプもありますが、手土産には食べきりサイズの『ひとくちバーム』が最適です。

『ひとくちバーム』にはいくつか種類があり、外側のカリッとした食感が楽しい『しっかり芽』は、これまでのバームクーヘンにはなかった発想だと感じます。口いっぱいにひろがる濃厚なバターの風味は、食べた人を虜にする魔力があります。

一方、スタンダードなまるいバームクーヘンを食べやすいサイズにカットした『やわらか芽』は、ふっくらしていて、卵の風味がやさしい味わい。水分なしでもサラッと食べ切れるくらいしっとりしているので、「バームクーヘンのパサパサ感がちょっと…」と感じている人ほど、このおいしさに感動すると思います。

銀座ウエスト『ドライケーキ詰め合わせ』

銀座ウエストは、何度食べても「世の中でいちばんおいしいクッキーはこれでしょ」と感じさせてくれる絶対的王者です。

よくメディアで見かけるのはリーフパイで、リーフパイも軽いパイ生地と存在感のあるざらめ、バターの香りが絶妙で最高なのですが、わたしのお気に入りは『ヴィクトリア』です。

タルト型に、しっとりとしたスポンジとホロホロのクッキー、甘さと酸味のバランスが最高ないちごジャムを重ねたドライケーキで、もう「ほんとうにおいしい」としか言えない味です。このおいしさを表現するにはわたしの語彙力が足りなすぎる。

『ドライケーキ詰め合わせ』は、ヴィクトリアをはじめ、リーフパイやバタークッキー、マカダミアクッキーなどがセットになっていて、どれもハズレがないどころかすべて大当たり。

外装や袋は白基調なシンプルデザインですが、ちゃんと高級感はあるのが「さすが王者の風格…」と思わせてくれます。

▼公式サイト

まとめ

東京の手土産にはとんでもない種類があるので、まだまだおいしいものたちはたくさんあります。

ただ、買いやすくて、誰にあげても喜んでもらえるセンスのいい手土産ってなんだろう…と考えると今回のラインナップになるように思います。

「だれかに手土産を渡すときのため」という大義名分という名の言い訳を掲げてお菓子を食べまくったわたしは結構太りましたが、今回の記事で的を絞れることでみなさんには太らずに手土産を選んでいただけたらなと思います。

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