死にたい夜に限って



私は人が好きです。
だって1人でいるのは寂しい。
それに、人は社会的動物だから。
1人でいるのが楽なだけで、本当は1人でいたいわけじゃない。

でも、悪口を言っている人や高笑いの音程が嫌いで、いつもヘッドフォンをしています。

人が怖い。矛盾。
自意識過剰なんだなって分かっているけれど、自分のことを悪く言われてるかもしれないって思うから。

悲しい思いを沢山してきたひとは、痛みに慣れるわけじゃない。
傷は瘡蓋になって、塞がったように見えても傷が残る。
どうしたって自分で責めてしまうことがあるのに、自分を知らない人にまで傷つけられるのは嫌だ。


1人でリングに立ってるレスラーみたいな人生だね、と親に言われたことがある。
もしかすると他人から見たらそう見えるのかもしれない。

でもリングに立ってるのは1人じゃなくて、もう1人の自分がいる感覚があって。

駄目な自分、良い自分。
鬱な自分、躁の自分。

それごと愛せたらと思う。

少人数かもしれないけれど世界にそんな人がいても、面白くて良いと思う。
‥駄目かな?



昔、友人に「心の器が壊れてるから、どんな愛情を注がれても流れていくよ」と言われたことがある。その時はとても悲しかった。

でも、パートナーや家族、少ない友人や、病院、職場の環境、色んなものが私の心の器を修復してくれてるって感じてる。


私が生きることは、他人には正直言って、迷惑だと思う。
沢山迷惑かけて生きている。



でも迷惑かけない人生なんて存在するのかな。

産まれて、誰かに育てられた。
その時点で誰かの迷惑だよ。
産むのだって大変、育児ノイローゼになってしまう人だって沢山いるくらい。

そこを乗り越えてここまで来て、生きてるんだから。


迷惑かけてごめんね。

だから私がそういう人達に出来ることは、
死にたいくらい辛いことがあっても、

この人生を生き抜くことだと思う。


不安で仕方ない時もあるけれど、
それも私だから受け止めようと思っています。



皆が優しく穏やかな平和日々を送れますように。