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「脳」と「心」から社員の生産性等を観察してみると

社員の生産性等のフレームワークとして以下2軸の影響が大きいと考えています。
脳→学習力(インプット)やパフォーマンス(アウトプット)、Can(できる・できない)
心→やる気、Will(やりたい・やりたくない)

まだ記事の6%ほどですが、鋭い読者からは以下のようなフィードバックが聞こえてきそうですw

「心は脳の産物なんだから、そもそも2つを分けることに意味あるの?」
→はい、その通り「心は脳の産物」です。(腸内細菌叢が思考や嗜好に大きな影響があることから「心は脳だけの産物ではない」としても)
ゆえにトップ画像も「心」から検索(したらイメージ通りの画像がヒットしなかったことを別としても)ではなく、「脳」から検索しました。
それでもなおあえて「心」を分けたことは、この記事を読んで頂く中で得心頂けたら幸いです。

「Will/Can/MustのフレームワークからMustを除いただけ?」
→最近見聞したことを考え続ける中で、脳と心から考えるのが良手に思えた、とWillとCanの組み合わせからの考察だからこそ見えてくるものがあるはず、と考えたのが背景です。Mustは他2つよりも明確な場合が圧倒的に多く、かつ社員本人では変えづらいことも背景ですね。

話を戻して、次に、0% or 100%ではないが「脳」と「心」のそれぞれがの以下どちらに近いか、を分析してみると、
開いている→良好・前向きな状態→「開脳」「開心」
閉じている→劣悪・後ろ向きな状態→「閉脳」「閉心」

脳と心の上記各2パターンをそれぞれを組み合わせると以下4パターン。
それぞれのパターンが「具体的にどういった状態なのか」、と「その状態を改善する方法」を網羅的に書ききるのは難しいな、と書いていく中で感じたのであくまで一例の抜粋版として読んで頂ければ、と考えています。

ということから更に遡る(抽象度を上げる)とこの記事で私が最も訴えたかったことは「『脳』と『心』を分けて社員を観察・分析すると解像度が上がって良いのでは?」だと書きながら認識しました。
なるほど、「書く過程で頭の整理が進む」パターンか。
書き始めの際は記事タイトル空欄のまま、ここしばらく考えていたことをとにかく文字にしてみようとしていました。で、ここまで考えてから記事タイトルは”「脳」と「心」から社員の生産性等を観察してみると”にしました。(と記事の経緯も書いておきます)

再び話を戻して4パターンを書いていくと、

開脳開心→「インプット・アウトプット・やる気の全てが揃っている状態」で申し分なし。
【対策】「より多くの社員が、より長期間、より多くの業務」でこの状態に近づけるように本人のみならず人事や上司が足並みを揃えたい。

開脳閉心→「インプットやアウトプットは良好だが、ある仕事をやりたくない状態」で「業務量や人間関係のストレスが大きすぎる」、「この仕事はもう飽きてしまった」・「そもそもある仕事に自身の適性を見いだせない」などなど。
【対策】心が開いてやる気が出るようなやりがいを自分で見出したり、情報の非対称性から、未経験業務への応募時に応募者自身では自身の業務適性がわかり辛いのが当然なので採用側が業務への適性を見極める工程をきちんと設計・実施したり、が必要。

閉脳開心→「インプットもアウトプットもイマイチだが、本人がある対象をやりたがっている状態」。「下手の横好き」なので趣味や個人的な対象なら微笑ましいかもしれないが、或いは「生活のために適性が無いと本人も自覚しつつも、歯を食いしばってある業務に齧りつき続けないといけない事情がある」とかなので、いずれにしても好ましい状態ではない。
【対策】インプットに難があってアウトプットを低下させているなら「そもそもアウトプットに繋がるインプットの選択」に、
インプットは良いがアウトプットに難があって「単なる勉強好き」になってしまっているなら「インプットをアウトプットに繋げる過程」に注力。

閉脳閉心→本人にとっても周囲・会社にとってこれは最悪なので、上記3つと異なり更に3パターンに分けて考えてみる。
「閉脳したから閉心にもなった」→アウトプットしやすくすることへの支援などで「まず開脳を目指し開心に繋げる」ほうが、「まず開心を目指し、後に開脳を目指す」よりも合理的に思える。
「閉心したから閉脳にもなった」→閉心した事情・背景次第で、閉心から対策したほうが良いのか、閉脳から着手したほうが良いのか、分かれる。
「閉脳と閉心が(ほぼ)同時に訪れた」→うーん。深刻。それほどのインパクトをもたらす何があった?、から掘っていくしかなさそう。

このように書いていくうちに「『脳』と『心』って更に分解できそうだな」とか他の気づきも出てきたものの、そこをこの記事の中で掘り下げ始めると収拾つかなくなりそうなので、またの機会に。
徒然なるままに書いていたらいつの間にか約2000字か。

最後まで読んで頂き、どうもありがとうございました。
この記事が、読者の問題解決のなんらかのヒントになりましたら幸いです。

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