- 運営しているクリエイター
2024年7月の記事一覧
魔女の宅急便(1989年)
「大切なのは心よ」
「心の方は任せといて。お見せできなくて残念だわ」
これは宮崎版「星の王子さま」ということなのかもしれません。
冒頭から箒は二つ出てきて(キキが用意していた箒と、母が用意していた箒)、その後も似ているようで似てないもの、似てないようで似ているものの対比によって物語が進んでいきます。
初期の宮崎作品の得意技である、このあとのシーンを予兆させる前フリ。
たとえばカリオス
ポケットモンスターリコとロイの旅立ち「はじまりのペンダント前編・後編」 序文
浦沢メソッド、というものをご存知でしょうか。物語を途中まで描いてその階段の最後の段をまた別の階段の一段目にしていく、という物語展開の手法です。これは「Monster」や「20世紀少年」で使われている手法で、「BILLYBAT」ではわかりやすく前面化した形で使われています。
一話目(はじまりのペンダント 前編)を観た時に思ったことはこの手法で、さらにこれと似た手法を先鋭化させて使ったことでアニメ